【番外編】ブラジルに入国できなかった話(1)
今回は番外編です。
番外編といっても南米旅行の一部なのですが、わたし、ブラジルに入国できませんでした(笑)
(2018年1月)
チリ、ボリビア、ペルー、アルゼンチンを回るバンの旅を終え、せっかくだからどこかへ立ち寄ろうということになり、ブラジル/リオデジャネイロをターゲットにしました。
彼が2人分のチケットを取り、10日間の Airbnb も予約し、飛行機でリオデジャネイロの国際空港に到着しました。いつもの通り入国審査の長い列に並び、彼が先に、そしてわたしの番が来ました。
今まで旅行した国で、面倒なことを聞かれたり、止められたりしたことなどなかったので、やっぱり日本のパスポートはちょっとお得なのかな~なんて思ったこともありました。
しかし今回は窓口の人がパスポートをパラパラ・・・ 何度もパラパラ・・・何かを探している様子です。
「ビザはどこ?」
「・・・・・。」
頭の中一瞬真っ白になりました。
でも次の瞬間、あービザがいる国だったのか。と理解し「どこでビザを取ればいいのですか?」と普通に質問。というのも、入国の時にビザを取得できる国も今までにあったので。
「ブラジルでは取れません。チリから来たんですね。ではチリでビザを取るしかありません。」
「・・・・・。」
今度こそ本当に真っ白でした。真っ白というか、なんかぐるぐるしました(笑)審査を通り抜けて待っていた彼が、どうしたの?と戻ってきたので状況を話します。そして窓口の人の説明で、ビザが必要なのは日本国籍保持者でヨーロッパ国籍の人は不要ということが分かりました。(彼はフランス人なので・・・)
そして窓口では何もできることはないから、とポリスがやって来て端のほうに連れて行かれ(泣)本当にやってしまった・・・という感じでした。こんな大事な情報を確認せずスルーしてしまったのは初めてだし、なんと基本的なことを・・・と自分にショックでした。
ポリスにあれこれ話してみましたが「チリに戻る」しか選択肢はなく、利用した航空会社の次の便で半ば強制的にチリ/サンティアゴに帰されることに。あまり時間がなく、ポリスに “入国拒否” の書類にサインをさせられ、既に降ろされてしまった荷物だけ彼にピックアップしてきてもらい、このあとどうするかを話す間もなく搭乗口に連れて行かれたのでした TOT
ここから悪夢の一週間を一人サンティアゴで過ごすことになるとは、この時まだ知らず・・・
次回に続きます・・・!
南米バンライフ!始める前に絶対必要なこと
車のメンテナンスを終え、サンティアゴ市内で食料を買い込み、バンの旅がいよいよ始まりました!
街を離れる前にわたしたちがしたことをもう1つだけ。デリカの元オーナー、イギリス人カップルからのアドバイスでした。それは免許証とパスポートをコピー/ラミネートしたものを作ること。
ツアーやバスの旅と違い、道路で警察にとめられる、というイベントがもれなくついてくるこの旅。ここで本物のパスポートや免許証を提示すると、さっとどこかへ持っていかれてしまったり(笑)返してくれと言っても「知らない」と言われたり(笑)いろいろな可能性があります。
なのでそれぞれ両面カラーコピー&ラミネートをし、しれっとこちらを提示していました。国境以外で「コピーではなく本物を見せろ」と言われたことは一度もありません。(免許証に至っては多分コピーだとも思われていない)
その他にも、車関連の書類は全てコピーを持ち歩いていました。
最初の目的地はバルパライソ
バルパライソ (Valparaíso) はサンティアゴから西へ120kmほど行ったところにある海辺の街で、『バルパライソの海港都市とその歴史的な町並み』として世界遺産にも登録されています。カラフルな建物が斜面にぎっしり並ぶかわいい風景と、たくさんの壁画を堪能できました!
気になるバンでの滞在場所ですが、実はすぐお隣のビニャ・デル・マール (Viña del Mar) という街にチリ人のお友達の別荘があり、そこを使わせていただいたため、車中泊デビュー!にはなりませんでした(笑)ごめんなさい。
次回からいよいよ大自然でのキャンプが始まります・・・!!
(2017年7月)
仕事を辞めて旅に出たカップルのお金事情
海外旅行に半年・・・というと、仕事は?!お金は?!
とよく聞かれます。
仕事
辞めました!
日本はなかなか半年もお休みをくれる会社ってないですよね。旅の間たくさんの旅人に出会いましたが、特にヨーロッパの方で「休職」という扱いで数ヶ月・数年、旅をしている方が多いのには驚きました。もちろん彼らが、会社が引き止めておきたいようなスキルを持っていることは前提ですが、そういうふうにポジションをキープしてくれるような体制って日本にはないな、と感じました。
わたしは専門職ではないので、帰国後また新しく職を探す覚悟で退職を決めました(彼はもともと契約の切れ目で、それが旅を計画したきっかけ)。
ブランクが仇となってしまう職種の方には難しい選択なのかもしれませんが、この旅でたくさんの経験をし、地球の裏側の全く違う文化で暮らす人たちの生活に触れ、人生のうちちょっと仕事を離れるくらい何てことはない、小さなことだ!と今は思えてしまう自分がいます。
お金事情
私たちのケースをばばーんと公開してしまいます。
旅の総費用:1人あたり約80万円(6ヶ月)
内訳ですが、
航空券代:約35万円 ※帰国前に実はブラジル/スペイン/フランスに寄り道しての金額
旅行保険代:約7万5千円
予防接種:約4万3千円 ※こちらの記事もご参照ください 「南アメリカに渡る前の予防接種について」
ここまでで既に47万円、なので南米・バンの旅の生活費自体は1ヶ月約5万円。日本で暮らすより安い、という結果になりました。
もちろんガソリンの消費を考慮した運転を心がけたり、外食が高い国ではひたすら自炊したり、無駄に高い入場料を取る施設ではいろいろ工夫したり(笑)苦労もありましたが、行きたいところ・やりたいことはほぼ達成できた旅でした!
ただ、自分たちの車での旅なので、故障やトラブル、予定外の出費が発生する可能性も高いと言えます。今回の数字はあくまでも旅を終えての結果で、予算としては120万円くらいを想定していました。
旅行中にお金を稼ぐ
また視点を変えて、旅の途中にお金を稼ぐというのも1つの手かもしれません。
バンで旅しているカップルで、自分たちが撮った写真で作った絵葉書や、手作りのアクセサリーを街中で売っている人がいました。それ以外にも、ホステルや牧場などで一時的に働いている旅行者にも会いました。パッションがあれば、そういう事に挑戦するのも違った旅の思い出になりそうです。
以上、旅にかけるお金というのは本当に個々で違うと思いますが、「南アメリカ・バン購入・6ヶ月・節約バージョン」の1つの例として参考にしていただければ幸いです^^
南米「車中泊の旅」に必要な持ち物
今回はバンの旅に必要な持ち物についてです。
約半年を想定した旅。しかも南アメリカ。今までの海外旅行とはちょっとわけが違います。
バックパックでの旅
最初の条件として、スーツケースは持って行けないこと。基本バンで移動ですからスーツケースは必要ありません。むしろ邪魔。半年分の荷物がバックパックに収まるのか?!という疑問を抱きつつ、以下を購入しました。
ノースフェイス BANCHEE50 レディース(50リットル)
レディースモデルなので体に合っていたのか、大型バックパック初心者だったもかかわらず、これくらいならなんとか!という重さの感覚で済みました。少し旧モデルだったのか、底が開かないタイプだったことが少し不便でしたが、シンプルな作りで使い勝手が良かったです。
ちなみに彼は オスプレー AETHER AG60(60+10リットル)を使用。
真ん中がガバッと開くタイプで使いやすそうでした。また同モデルで、一部を取り外して小さなバックパックとして使えるものもあるようです。こういう『1つで多機能』という商品は、持っていける荷物が限られている旅にはすごく便利だと思います。
寝袋(シュラフ)
今回の旅で本当に役に立った寝袋。何泊かのトレッキングを予定していたこと+寒いエリアでは車の中で使う想定で持って行きました。そして結論から言うと『ケチらずいいものを持って行くべき』です。
ピンキリの商品なだけに、購入前にいろいろ比較しました。お手頃価格のものでも良いレビューが付いている商品はたくさんあったので、高いものを買う必要はないと最初は思っていました。が、今回の旅の予想最低気温はマイナス10~15度。このチョイスが生死にかかわるかもしれない、という冗談ではないアドバイスを受け、彼と購入したのがこちら。
Cumulus PANYAM 600/キュムラス パンヤム 600(快適温度-6℃、限界温度-32℃)
Sleeping bags - cumulus.pl ← 国内ショッピングサイトでは見つけられず・・・
こちら、ジッパーの位置を左右違いでオーダーすると2つのシュラフをくっつけることができるんです^^カップルには魅力的な機能です。これを持っていたおかげで、後に紹介する極寒の地でも、有名なフィッツロイのキャンプも暖かく過ごすことができました。
出会ったトラベラーの中には「シュラフがいいやつじゃないから・・・」とキャンプする場所が限定されてしまっている人たちもいました。
車旅ならではのグッズ
普通の宿泊施設に泊まる旅だったら不要だろうな・・・と思う、今回の旅ならではのグッズの紹介です。
LEDランタン
これ、すごく便利です。車に付いているライトはバッテリーが気になりますし、アウトドア用ヘッドランプはやはりスポットでしか照らせません。車内全体が明るいと快適度が違いますし、自炊して外で食事をするときは木にひっかけて使っていました。南アメリカでは日中の太陽光で十分充電できました。
MPOWERD LUX エムパワード ラックス 暖色インフレータブルLEDソーラーランタン
- 出版社/メーカー: エム・シー・エム・ジャパン
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: Tools & Hardware
- この商品を含むブログを見る
女性用簡易トイレ
私たちの「家」デリカの装備 の記事でも紹介したあれです。イチオシです(笑)ちなみにキャンプ用などに売っている目隠し目的の小さな折りたたみテント、南アメリカでは不要です。あんなもの使ったら余計に目立ってしまってしょうがないです。
水で落とせるメイク
女子にぜひ紹介したかったのがこの項目!大自然の中を旅するわけですから、もちろん毎日がっつりメイクはしませんでした。
でも、今日はいっぱい写真撮るぞーとか、やっぱり毎日すっぴんというのも寂しいので、水+石鹸洗顔で落とせるメイクセットを持って行って本当によかったです。クレンジング剤不要のストレスフリーな旅ができました。
リサーチの末に選んだ愛用のメイク紹介しておきます ♪ ↓↓
『ファンデーション』- 24h cosme(国産ナチュラルコスメ)
『チーク』- 24h cosme(国産ナチュラルコスメ)
『アイブロウ』- 資生堂 ペンシルタイプ
どこかのサイトで石鹸落ちコスメとして紹介されていたので!
『アイライナー』- 1DAY TATTOO リキッドアイライナー
『アイシャドー』- ETVOS
『日焼け止め』
ついでに日焼け止めも、クレンジングがいらないタイプのものを選びました。
海外のものに比べて日本製の日焼け止めクリームって質も値段もダントツにいいと思います!
【大容量】ビオレUV アクアリッチウォータリエッセンス 85g (通常品の1.7倍) SPF50+/PA++++
- 出版社/メーカー: 花王
- 発売日: 2018/02/05
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
『スキンケア』
化粧水を省いて乳液だけのお手入れでした!メイク・洗顔・ケアがすべて日本にいた時よりシンプルだったせいか、慢性的だった小さなニキビたちが消え、お肌のコンディションが良くなりました!
予想外の変化だったので帰国した今でもこのスタイルを続けています(笑)
その他、役立ったもの
◎千代紙
仲良くなった現地の方に鶴を折ってプレゼントしていました。
◎筆ペン
これで相手の名前をひらがなやカタカナで書いてあげると、すごく喜ばれました。
◎粉末みそ汁
最近は粉末状のものがあります!消費期限を気にしなくていいのでたくさん持っていきました。
◎トレーニングチューブ
チューブトレーニング用のゴムバンドです。どこでも/いろんな種類のワークアウトができるので重宝しました。
◎スペイン語の本
スペイン語は出発前にもっと勉強しておくべきだった・・・が正直な感想ですが、この本には何度も助けられました。
持ってくればよかった・・・と後悔したもの
◎粉末だし
米やしょうゆなどは現地で手に入りますが、「だし」はどこにもありませんでした。これがあれば「和」なメニューがいろいろ作れるので、持ってくればよかったーととても後悔しました。
以上、すべて個人的な意見ではありますが、長旅の際の参考にしていただけたら幸いです^^
私たちの「家」デリカの装備
私たちの車は97年製三菱デリカ/4WD。
今回は、もともとキャンピングカー仕様でないバンでどのように生活していたか!を紹介します。
寝る場所
後部座席を全て取り外し、自作ベッド + セミダブルサイズのマットレスを設置していました。キャンピングカー仕様の車ではないので、特にベッドでの寝心地については心配をしていましたが、下手なホステルよりずっと寝心地がよく、快適な空間でした。
自作ベッドについては、素人ながら Web サイトや Youtube を参考に設計図を書き、チリのホームセンターで木材やパーツを購入、3日かけて組み立てました!
収納
ベッド下を収納スペースにしていました。2人分の大きなバックパックに加え、屋外用折りたたみテーブルやドローン、食材・キッチンツール・バーベキュー用の木や木炭などを積んでいました。
その他にルーフラックがあったので、車関連グッズ(各種整備用のツールやメンテナンス用品)はこちらに収納していました。
キッチン
バックドアを開けた状態限定ではありますが、折りたたみ式のキッチンスペースがありました。日本でもお鍋の時に使うようなガスコンロ1つと、冷蔵庫代わりにクーラーボックス、キッチンツールは最小限にとどめていたので、大・中・小がセットになったステンレス鍋とフライパン1つでした。
シャワー・トイレはなし!
大きなキャンピングカーにあるようなトイレ・シャワーはなかったので、道中出会う大型キャンピングカーをうらやんだこともありました!
ここで、トイレについて女子向けに個人的な秘策を公開します・・・!もちろん誰もいない大自然でキャンプする日は “大自然の中でいい” ので全く問題はないのですが、現実には街の中で一晩過ごさなくてはいけなかったり、気温がマイナス10度だったり、よろめくほどの強風が吹いていたり、蚊が半端なかったり・・・といろいろあるんです。そんな時!今回の旅でいちばん役立ったグッズ と言いたいこちら ↓↓
絵的にだいぶあやしいですが(笑)女性用の簡易トイレなんです。男性が立ちションをするように用を足せる、汚い便座に座らなくて済む、という商品です。これの先をペットボトルにセットして用を足すのです(車内)。それを後で場所を選んで外に流す・・・という。活字にすると衝撃ですね(笑)衝撃ですが、このシステムのおかげでたいへん快適なバンの旅ができました。サバイバルですから。これくらいの適応力は必要だと思います!
次にシャワーについて。今回訪ねた4カ国でそれぞれ少し違いました。
チリ → ガソリンスタンドにシャワーがある所が多いです。長距離の物流が多いためか、ドライバーのための設備が整っている印象でした。
ボリビア・ペルー → 街の中にシャワー(ducha/ドゥチャ)があります。おうちにシャワーがないことが珍しくないからか、銭湯的な感じで現地の方が利用している場所です。
アルゼンチン → ガソリンスタンドにシャワーがある率が低く、いちばんシャワーを浴び損ねる日が多かった国です。ホステルなどでシャワーだけ借りることができるか交渉したりしていました。
・・・と言うわけで、基本何日かごとにシャワーを浴びるのに困ることはないのですが、時に川で髪を洗ったり、湖で沐浴したりしました(笑)
※その際、環境に考慮しシャンプー類は川や湖に流さないようにします!(水際から離れてすすぐ)
また旅の途中、同じようなバンに自作の温水シャワーシステムを搭載している人に会いました!車の屋根に、シャワー口を取り付けた黒い太めのパイプを積み、そのパイプの中に水を貯めておくというシンプルなものでした。日光で温めるシャワーバッグのような商品もありますが、まさにDIYでいろいろ工夫できる部分だと思います。
以上、このように自分のバンの装備を考えるだけでも楽しいですね ♪ 素敵な旅の思い出の一部になっています^^
南アメリカに渡る前の予防接種について
南米への旅行・・・ということで確認しなければならなかったのが予防接種について!今回は出発前の予防接種と、日本で受け損ねた(!)黄熱予防接種 in チリ についてご紹介します。
はじめに確認したこと
はじめに確認したのはもちろん厚生労働省が出している公式情報。今回訪れる地域に対して必須または推奨されている予防接種があるかどうかの確認です。
『FORTH|海外渡航のためのワクチン』← 厚生労働省検疫所 公式サイト
わたしは、このサイトの情報 + いろいろなブログなどから情報を集め、以下4つを接種することにしました。
・狂犬病
・A型肝炎
・黄熱
都内病院での接種
今回お世話になったのは『ふたばクリニック』↓
こちらで、黄熱以外の予防接種を受けました。※黄熱ワクチンは接種できる機関が限られています。
また、複数の予防接種を計画する場合、接種順や空けなくてはいけない期間などがあるため、メールで事前に病院へスケジュールについての問い合わせをしました。金額については公式サイトからも確認ができますが、全部で43,600円ほどかかりました。(2017年6月)
チリで黄熱予防接種
こちらは、接種のできる機関の1つである東京検疫所(予防接種 予防接種の案内)に問い合わせをしましたが、なんと予約がいっぱいで渡航前に接種できる日がなく、横浜検疫所も同様でした。皆さま確認はお早めに・・・!※2ヶ月前の問い合わせが推奨されています。
そういう訳で、渡航先での接種ができないかを調べたところ、チリのサンティアゴ市内にいくつかの病院/施設がありました。その中でわたしが選んだのが『Alto Tabancura』。
公式サイト ↓ ※スペイン語サイトですが Web 翻訳機能で結構読めます^^
選んだ理由は、“外国人も受けられる” と明記された予防接種窓口があったこと、金額が安かったこと。それからロケーションも良かったためです。
メール(英語)で接種が可能かどうかを念のため問い合わせたあと、病院を訪ねました。大きな病院の隣に、おそらく予防接種専用の診療所のような場所があり、パスポートの確認と支払いのみですんなり予防接種を受けることができました。値段は日本円で6,000円ほどです(2017年7月)。日本に比べるとだいぶ安いですね・・・。
それ以外にも、外務省の公式サイト(世界の医療事情 チリ | 外務省)に予防接種を受けられる病院のリストが載っています。
副作用について触れておくと、わたしも彼も、予告通り1週間後にもれなく体の節々の鈍痛と体がすごーくだるくなるという症状を2、3日味わいました。
海外で予防接種となると衛生面などが心配かもしれませんが、少なくともチリ/サンティアゴの病院では何も問題を感じませんでした。金額が日本とだいぶ違うので、検討の余地はありだと思います!
ロードトリップのためのバンをチリで購入
車旅 in 南アメリカ を決めて最初にしたことは車を探すこと。
実際のところは、彼がインターネットを使ってオーナーを見つけ、日本車の三菱デリカをゲットしました。
そのプロセス、レンタカーとの比較 を紹介します。
利用したサイト
購入の際利用したサイトがこちら ↓↓
『Drive the America』
http://www.drivetheamericas.com/
北アメリカ/中央アメリカ/南アメリカの全域で、個人的な車の売りたい/買いたい情報を検索できるサイト。サイト自体は全て英語で、利用者もイングリッシュスピーカーが多いようです。オーナーと直接のやり取りになるため、相手が話せる言語を確認してみる価値はあると思います。(私たちが同じサイトで車を売りに出したときは “日本語もOK” と表記しました。)
様々な車種が売りに出ているため、自分たちに必要な条件の事前の下調べやリストアップはしておいたほうがいいと思います。燃費や走行予定距離、万一故障の際の修理のし易さなどです。レアな車や年代の古い車を選ぶと、修理しようと思ってもパーツが手に入らなかったりします。(まして南アメリカ・・・それが原因で足止めを食らっているオーバーランダーたちもいました。)
購入プロセス
上記のサイトから、条件に合う車を売りに出している人を見つけ、直接コンタクトを取ります。
私たちは、アメリカ大陸縦断旅行を終えたイギリス人カップルから車を購入しました。
メールでコンディションの具体的な確認、質問、引き渡し場所や時期などをやり取りし、彼が一足先にチリに飛びました。オーナーと顔を合わせ、直接車や書類の確認をしてから支払い → 支払い完了後にオーナー変更の手続きをしてもらい、正式に私たちが所有する車となりました!
この辺の流れについては、オーナーや、車の国籍によって違ってくると思います。私たちのデリカは、カナダのナンバープレートだったため、南アメリカ各国では外車としての扱いでした。
また、同じサイト内で見つけた車の中には、オーナーが既に自国へ帰っているため、最後まで顔を合わせずに車を車庫から引き取るようなプロセスをとっているものもありました。個人的にこれはちょっと不安かな・・・と思いましたが、現地で直接交渉できる状況でない場合は、事前の意思疎通を十分に行い、トラブルのない取引きを心がけるしかないのかな、と思います。
気になるお値段は・・・
日本円で70万円ほどでした。
車種によってピンキリですが、デリカやワーゲンバスを改造したタイプのものは100万円以下のものが結構出ていました。これがキャンピングカーやトラックキャンパーになると、金額の上限はありません(笑)
予算については、旅の終わりに再度売りに出そうと思っている場合、いくらかは取り戻せる計算で考えてもよいと思います。わたしの「海外で車を買うなんて贅沢」という考えを覆したのもここでした。
レンタカーとの比較
はじめは海外で車の購入なんて大それたことを・・・と思い、レンタカーについても調べました。
結論としては、3ヶ月以上旅をするなら買ったほうがお得、だと思います。
というのも、某レンタカーサイト(キャンパー専用)で簡易見積もりをしたところ、私たちのデリカと同じような装備の車で7ヶ月120万円くらいの金額になりました。数ヶ月の予定かつ車の売買は面倒!と言うならレンタカーがもってこいですが、コスト的には購入のほうが断然お得だなと思いました(私たちはとてもラッキーなことに、購入金額と同額で車を売ることができたので尚更・・・)。
少し面倒ではありますが、売買のプロセスを自分で進める覚悟のある方は、購入を一つの選択肢にしてみてもいいと思います。
以上、わたしにとっては6ヶ月間の『家』だった車の購入に関する記事でした^^
(2017年6月)