オーバーランダー流クリスマス in アルゼンチン
ジングルベール ジングルベール すっずっがー鳴るー
今日は12月25日、楽しいクリスマスです!
去年の私たちは、都内のレストランで食事をして、パティスリーで買ってきたケーキを食べて、お互いにプレゼントがあって・・・と、”スタンダード” なクリスマスを過ごしていました☆
そして今年のクリスマスは、こちら。
はい、火をおこしてます(笑)
風が結構あったので、それを避けるべく、草むらギリギリのすごいセッティングです。
車中泊をしながらアルゼンチンを通過中の私たち、クリスマスには大きな街でレストラン!の予定でしたが、どうにもタイミングが合わず、ここ リオマヨ という小さな町の端を流れる川沿いで、せめてバーベキューパーティーをすることに! (経緯は前回記事にて ↓)
食材はわりとしっかり用意できましたが、なにせ食器が・・・マグカップにワイン、入ってます!
そしてそのワインはと言うと・・・
川で冷やしてます!!笑
それでも、お肉はさすがアルゼンチン!とても美味しかったし、昼間から外で飲むお酒は最高です。
お腹もいっぱい、いい感じに酔っ払ってきた頃・・・
なんと、彼からサプライズプレゼントが!@@
ペルーに滞在中、クリスマス用にも、と見繕ってくれていたのです・・・
ありがとーー T T
(この時のペルーのエピソードをこちら ↓ の記事にも書いてます^^)
そして何も用意していないわたし。。。ごめんーー!!
わたしが旅に持ってきていた、彼がひそかに狙っていた藍染めのバンダナ、その場であげました(笑)
そんな訳で今年のクリスマス、イルミネーションの中でキラキラ・・・とは程遠いけれど、ある意味この旅ならでは!の、これまでの人生で一二を争う、思い出に残るクリスマスとなったのでした ♪♪
さてここからは!
年末に向けてパタゴニアの有名どころを攻めていきます!^^
(2017年12月)
バンライフの途中でやってくるクリスマス、どう過ごす??
最近の車内での私たちの会話の中心は「クリスマスをどう過ごすか」でした。
基本、日程を決めずに旅をしているので、12月25日にどの辺りにいるか… ということがはっきり特定できません(笑)
できれば大きめの街をターゲットにしてレストランに行きたい!と思っていましたが、どうもズレそうです。
そこで私たちがプランしたのは、川沿いでバーベキュー!!
なんと季節外れ!と思うかもしれませんが、ここは南半球なので、ちょうど夏に向かっていい感じの季節なのです ♪♪
ただこの ”川沿い” というのが実はけっこうな賭けで、25日にちょうどこの辺りに到達~~と、地図上で見て ”そこに川があったから” 決めました(笑)
エスクエル(Esquel)という町に幸い大型のスーパーがあったので、お肉・ワインなどを調達し、町中で見つけた小さなお店で美味しそうなチーズやハムなどもゲットしました!(ちなみにフランス人のワイン・チーズ選び、本気で時間かかります!笑)
その後100kmほど南下したテカ (Tecka)という小さな集落のガソリンスタンドで1泊し、そこから更に300km、予定通りリオマヨ(Rio Mayo)という町に到着です!
テカで見た夕焼け空が劇的に美しかったので写真を ♪ 駐車スペースがとても広く、快適なステイでした!
さあ!私たちのクリスマス!@川沿い in アルゼンチン リオマヨ!(笑)
どんなパーティーになるのでしょう・・・次回へ続きます ♪♪
(2017年12月)
ゼロを指したままのガソリンメーターで!?次の目的地へ
ガソリンを満タンにして、いざ次の目的地へ出発!
いつもなら、走り出すとふわ~んと満タンの位置まで動くガソリンメーターが動きません。。。
どうしたんだろう・・・
しばらく車を走らせていると、今度はガソリンメーターがゆっくり下がってきました。
えーー?!!ガソリン漏れてる??
まだ街の中だったので、慌てて道の脇に車を寄せ、ひとまずエンジンを切ります。
走ってきた道路を見ると、特にガソリンが漏れたような跡はありません。車を降りてチェックしますが、特に異常はなさそうです。。。
一度車内に戻りエンジンをかけ直してみます。開始と同時にメーターの針がぐっと動きますが、すぐにひゅ~んと下がってしまいます。
・・・・・。
この旅で車自体が動かなくなるようなトラブルも何度か経験済みの私たち、漏れていない限り物理的にはガソリンが入っている、という確信があったので、しばらくそのまま走ることにしました!笑
トラブルに対して若干寛容になっている私たちです。
ガソリンメーターの針がゼロを指したまま、次の目的地エスクエル(Esquel)に向って車を走らせます!今回の宿泊場所のターゲットは、町のすぐ近くにあるゼタ湖(Laguna La Zeta)。
私たちの他に1台だけ、同じバンスタイルのオーバーランダーがいましたが、周りはとても静かで、なんだか時間がゆっくり流れているような、とても素敵なロケーションでした ♪
そして、湖・・・水がある・・・ というとやっぱり外せないのが水浴びです(笑)
この日は気温が十分ではなかったので、洗髪のみ、させていただきました!
もちろんいつも通り、湖でバシャバシャやるわけではなく、シャンプーした頭のまま水を汲んできては、なるべく環境への影響がないように、水辺から離れた場所で洗い流す、というやり方です。
寒い寒い!と言いながらへっぴり腰で走る私たち。。。自分でやっていて少し笑えます。
さて、クリスマスが近づいてきました。
細かいスケジュールなしで移動している私たち、25日、どこでどんなクリスマスを迎えることになるのか・・・!
次回へと続きます ♪♪
(2017年12月)
街の中なのにワイルドキャンプができる?!エルボルソン
今回到着した、アルゼンチンのエルボルソン(El Bolson)ーー
人も多く、普段は私たちがあまり好まない観光地色の強い街でしたが、クリスマスシーズンということもあって、タウンステイを満喫することができました。
中心地にある広場ではクラフトマーケットが開催されていて、たくさんのかわいいお店が並んでいます。街には大きなお土産屋さんもありましたが、メイド イン どこ?なものや、やたらと高い値段がつけられたものが多い印象だったので、私たちはこちらのマーケットでお土産をゲット ♪
その場で長さを調整してくれる本革のベルト、好きな文字をその場で彫ってくれるマテカップ・・・地元アーティストたちの支援にもなると思うので、おすすめです!^^
もう一つ、あらかじめチェックしてあったビール工房『Otto Tipp』に行ってきました!(もちろんテイスティング付き)
小さな工房でしたが、説明を聞きながらビール製造の過程を見せてもらい、最終的に熟成期間や温度管理の違いで何種類かのビールが出来上がる、というところがとても興味深かったです。
試飲させてもらったビールも美味しかったので、こちらでもお土産を ♪・・・と言っても日本へのお土産ではなく、自分たち用のお土産(旅中に消費)です 笑
そしてもう一つのお気に入りが、小さなカフェを併設したオーガニック食品のお店で見つけたホームメイドのアルファホール!
アルファホールはアルゼンチンのお菓子なのですが、クッキーでキャラメルがサンドしてあり、それがさらにチョコレートでコーティングされている・・・という、聞いただけでも甘いお菓子なのですが、さすがオーガニック店?!ほどよい甘さで本当に美味しかったのです^^
そして、タウンステイと言うと気になる宿泊場所!
街の中ではたいがい広場付近の路上になったりするのですが、こちら、街の中に丘があり、その上の展望スポットが穴場、という情報が iOverlander に載っていました。
早速夕方になって登って行ってみると、街中から一転、自然が広がるとても静かなところで、ワイルドキャンプさながら!
残念ながら景色は霧で見えなかったのですが、そのおかげか人気もなく、野生のウサギがぴょんぴょんと横切っていくのが見えました^^
(ちなみにおトイレも・・・木や草がたくさん茂っていたので、ワイルドキャンプ仕様にて!)
平和なタウンステイを満喫していた私たちですが・・・
翌日、久しぶりのデリカトラブルが発生します(泣)
次回へと続きます ♪
(2017年12月)
バリローチェに到着!なぜにマトリョーシカ?・・・なチョコレート店
更に南へ向かい、アルゼンチンのバリローチェ(Baliroche)という街に到着しました!
この街、わたしの中で、青・緑・冷たい風、というキーワードが設定され(笑)、今もこの3つが揃う場面に遭遇すると思わず『バリローチェっぽい』と言ってしまいます。
そして、この街がわたしに良い印象を残してくれたもう1つの理由が・・・チョコレートです!
もともとスイス系の移民によって造られた街のようで、チョコレートのお店があちらこちらに。いくつかのお店に立ち寄りましたが、ほとんどのお店でチョコレートを試食させてくれました^^
そして私たちが特にターゲットにしていたお店が、マトリョーシカがトレードマークの Mamuschka(https://www.mamuschka.com/)というチョコレート店です。お店の内装やパッケージのデザインもなんだかかわいくてツボでした ♪
バラ売りのチョコレートは1粒から選べるので、自分の好きなものをたくさんの種類の中からいくつかチョイスし、あとはスタンダードなブラックのバーチョコレートと、お土産用に小さな缶入りのチョコレートをゲットしました。
バリローチェではチョコレートのお店めぐりと街歩きを堪能し、次は更に南のエルボルソン(El Bolson)という街に向かいます!
本日のステイはその道中、湖沿いの古~い感じのガソリンスタンドに隣接した空き地です。敷地は広く車の通りも多くなかったので、少しの電灯とガソリンスタンド(&トイレ)がすぐ横にある安心感で、なかなか快適なスポットでした^^
朝には道の反対側に広がる青い湖がキラリ!
やっぱりこのエリア、好きです ♪
(2017年12月)
パタゴニアの湖で悟りを開く・・・?!
パタゴニアの一部である、この湖が広がるエリアで、久しぶりの山登りを満喫した私たち。
この日は、ワイルドキャンプをするのにターゲットとしていた場所がありました!おなじみ iOverlander で見つけたスポットです。
GPSを使いながら、メインの道路を注意深く走っていきます。ここだ!という小さな小さな脇道を進んで行き、目の前に広がる湖!
・・・と同時に左右2台のキャンピングカーが目に入ります(笑)
今まであまりなかったのですが、先着あり!のパターンでした。さすがパタゴニアエリア。これまでとはオーバーランダー人口が違います。
すごくいい感じのスポットだったので、泣く泣くその場を後にします。。。そして代わりの “宿泊地” を探さなくてはいけません!iOverlander では近くに良さそうなスポットが見つけられなかったため、湖沿いのこの道路を走りながら、自分たちで同じような脇道を探します。
1本目、脇道に入ったものの、湖際までつながっておらず、バックで後戻り(笑)
2本目、脇道に入ったものの、道なき道すぎてデリカ通れず・・・またバック(笑)
3本目!少し草をかき分けて行けば湖に届くような場所に、車1台分くらいのいいスペースを発見!
風、なし!道路の音、なし!人目、なし!なかなか快適そうです。
この日は小さな火をおこして、フライパンでソーセージや野菜を焼くという簡易バーベキューをしました ♪
そして翌朝・・・あたたかくなってきていた南米の12月でしたが、この朝は少し寒かったと記憶しています。
ささっと水浴び(お風呂がわり)をしてくる、と湖に入ることを決意した彼。わたしは ”シャワーを浴びたい < 湖に入るという面倒くささ” だったのでパス。
結果・・・
この日、彼は不思議な体験をしたそうです(笑)
彼が湖に行ってから雨が降り出しました。冷たい雨でした。
ただでさえ冷たい湖 → 雨に打たれる → 波立つ湖面 → 思い切って頭まで潜ってみる
一定のところで(寒すぎて?)、何かを超えたような変なテンションになり、急に寒くなくなったそうです(笑)
妙にキラキラした顔で帰ってきました。
一歩間違えると危ないよ。。。な気もしますが、今回は貴重な体験ができたようでよかった・・・ということにしておきます!
次回はバリローチェという街に到着です ♪
(2017年12月)
湖が広がるエリアでいきなり山登り! ~バター占い?ができる花~
素敵な湖をめぐって ”水系” を満喫したあとは(前回記事参照 ↓)、久しぶりの山登りです!
セロ・ベルベデーレ(Cerro belvedere)
標高は約1900メートルと、決して高いわけではないのですが、ハイキング感覚で登り始めたこの山、結構ハードでした。。。
山の中腹に有料の駐車場があることが分かっていたので、そこまでは車で行くことにします。ちなみにこういう時、車を適当に置いて行って大丈夫かどうかは、基本 iOverlander の情報を参考にしていました。車上荒らしに合うリスクがありそうな場所では、有料でも安全なところを選ぶようにしていました。
そしてこの山歩き、道がすごく細いうえに両側から背の高い植物がガサガサと体にあたり、おまけに蛾と蜂の間をとったような結構ハデ目の虫がブンブン飛んでいる・・・という、不快指数のかなり高い道でした。。。
それでも山頂が近くなるにつれて植物が減り、一気に周りの景色が見渡せた時はとても感動しました!やっぱり緑だけが広がる景色より、水が広がる景色、好きです。
そしてこの山を下る途中!まだ少し雪が残っているところに・・・
そこそこな大きさの足跡 @@ を発見しました!(横は彼の手です)
これはなんの足跡だったのでしょうか。。。
それからもう1つ、この山で見つけた黄色いお花のかわいいエピソードが ♪♪
このお花、花びらの表面がちょっとシルバーがかったようにシャイニーなのですが、これをアゴのあたりに近づけてみてと彼に言われたのです。
肌が反射で黄色く光った人は太陽のようにあったかい、みたいなことを言ってくれて、なんだか心がほっこりした思い出です *^^*
このお花、バターカップと言うようで後日調べてみると・・・
なんかちょっと違う情報がたくさん出てきました(笑)
『黄色が反射した人はバターが好き』
バター。。。
うーん、わたしの中では彼バージョンのほうを採用しようと思います!
(2017年12月)