この旅でいちばん寒かったエル・タティオ間欠泉(1)
サンペドロ・デ・アタカマから、今度は北に80kmほど行ったところにある、エル・タティオ(El tatio)の 間欠泉(geyser)に行ってきました!
こちらもやはり観光地として人気があり、たくさんのバスツアーが出ています。
下調べの結果、大半のツアーは日の出くらいの時間に現地に到着するように組まれていることがわかり、誰もいない幻想的な写真を撮りたいという彼の意向に沿って「前日入り」しようということになりました。
この旅のルールとして、「暗くなったら運転はしない」と決めていたので、前日日が暮れる前に現地に到着し、翌朝いちばん乗りで間欠泉を見に行く計画です。
ちなみに私たちの夜間運転禁止ルールですが、車の前オーナーからのアドバイスでもありました。国によって若干違いますが、この旅中に薄暗くなってもライトをつけないで走っている車を何度見たことか… わたしから見たら交通ルールなどないに等しいエリアがたくさん。夜の運転=命の危険と心得、運転は明るいうちだけ!と決めていました。
現地付近にステイできるスポットがあるかどうかを調べると、間欠泉のパーキングに車を停めることができた、という過去の情報を見つけました。
道中・現地共にはお店やレストランなどは一切ありません。しかも日没後の気温の下がり方が半端ないということを知り、到着した日のディナーはテイクアウトしたご飯を持って行くことにしました。(外クッキング不可と判断)
※わたしは食べ物わりと何でも平気なのですが、彼は冷たくなった弁当は絶対にいやだと最後まで言い張っていました 笑
今回の道路はさすがに全てアスファルトとはいかず、途中からは砂利道・ウォッシュボードのオンパレードです。ウォッシュボードは直訳 “洗濯板” ですが、細かい砂利が波のようにガタガタになっている道のことです。(日本語でなんと言うか調べられず…)
このウォッシュボード、オーバーランダーの間ではとてもなじみのある言葉で、みんなこれが大嫌い(笑)これを避けるための道路情報はよくみんなで共有していました。
このガタガタ道は、スピードを出すとタイヤが浮いて車がスライドするような感じになりとても危険です。私たちのデリカもこれに弱く、時速20kmが限界(笑)
なのでこの日、余裕をもって早くに街を出発し、何時間もかけてぎりぎり日没前にエル・タティオに到着しました!でも途中、たくさんの素晴らしい景色を目にすることができました^^
パーキングに到着すると、いちおう小さな建物(トイレも!)があり人がいたので、一晩車を停めてもいいか聞いてみました。やはり夜の気温の変化について注意があり、高性能の寝袋持ってます!と伝えると、それなら大丈夫だろう、とOKをもらえました。
その後(彼が頑張って保温していたけれど)冷たいお弁当を食べ、もう車の外に出なくて済むように歯磨きなども済ませ、明日に備えて早めに寝ました!
明日、間欠泉エリアへの入場は朝6時。
極寒のエル・タティオ・・・次回に続きます!
(2017年8月)