無料パーキングでおばちゃんに怒られたり本物のダイナマイトを持ったりしたボリビア・ポトシの思い出
ウユニから北東へ約200キロ。次はボリビアのポトシ(Potosi)という街を目指します!
ボリビアは基本、過酷だった思い出の方が多いのですが(笑)このポトシという街はとても良いところでした。ヨーロッパ風の古い建物がたくさんあり、以前スペインに統治されていたことが見て取れます。
この街は標高が4000メートルと高い上に坂道が多く、話しながら歩いていると完全にゼーゼー言っている自分がいました(笑)
わりと大きな街ですがスーパーマーケット的なものがなく、肉屋、八百屋、パン屋・・・とそれぞれが小さなお店で売られています。それプラス、“車用品店だけが並ぶ通り” や “床屋だけが並ぶ通り” のようにディストリクトが分かれていて、中でもドレスやタキシード、パーティーグッズ店だけがひたすら並ぶ、名付けて “ウェディング通り” がちょっとカオスで印象的でした!
他にも移動式カートで駄菓子やフレッシュジュースを売っていたりして、ぶらぶら歩きを楽しめる街、という印象です^^
そしてここでは、街の中での滞在となりました。
私たちの必須アプリ「iOverlander」で見つけた無料の公共パーキングに行ってみると、運良くスペースが空いていたので、ひとまずこちらに車を停めて街を散策します。道が交差したど真ん中にあるようなスペースでしたが、夜になると交通量も人通りもほとんどなく、そのままそこに泊まることができました。(歯みがきなどは道の端っこでささっと!)
ポトシは基本的に優しい空気が思い出される街ですが、実はこの次の日!車をパーキングに停めたまま出かけて戻ってくると、おばちゃんが何やら大きな声でギャーギャーと話しかけてきます。彼でも聞き取り難いスペイン語で何やら料金を払えと言っているようです。
ここは公共の無料パーキングだから払いませんと答えますが、自分はオフィシャルに駐車場を管理している者だ(そうじゃなくお金を回収しようとする人もいっぱいいます 笑)と、諦めません。
よくよく聞くと「この黄色いラインのところは〇時まで(私たちがいなかった時間)は有料だ」と言っているようです。足元を見ると確かに停めているところに微かな黄色いライン・・・ここは優先エリアとのこと。知らなかったけれど、そういうことなら、、と認めると、とんでもない金額を請求されました!
そんな金額を払う必要があるのなら標識などに罰則が書かれているべきだと反論し、5ボリビアーノ(80円くらい)だけ渡すと、文句を言いながら行ってしまいました。
ボリビアでの鉄則!『確認もせず言われた金額を払わない』です。たとえ警察であっても(笑)このあともいろいろエピソードが出てきますが、“お小遣い” を渡して意外とそれで済んだりします。
そして次の朝は・・・朝食とトイレ(重要)のために、中央マーケットに行ってきました。大きな体育館のような建物の中に、これまたたくさんの小さなお店がブースのように並んでいて、その2階がフードコートになっています。ブースごとにおばちゃんが一人いて、小さなスペースながらいろいろな朝食メニューを取り揃えてあります。
大きなマグカップで出てくるコーヒーと、具を選べる(スライスチーズ・アボカド・卵・ジャム・バターなど、それぞれ値段がついています)超シンプルなサンドイッチ、手作りマフィン、プディング、大きな塊からカットしてくれるチーズ・・・などなど。
相席のおじちゃん・おばちゃん、お店のおばちゃんと話しながらいただくこの朝食スタイルが、わたしはとても気に入ってしまいました ♪♪
ここポトシからは、今も労働者たちがいる鉱山の見学ツアーにも参加しました!狭くて暑くて息苦しくて、エジプトのピラミッドツアーより過酷でしたが、本物のダイナマイトを持たせてもらったり、彼は見事に抜擢され、鉱物を滑車で引き上げる仕事を本気で手伝ったり、「ここ入って行くの?!」と逆にもう笑いが出てしまうような狭い穴の中へ入って行ったり、貴重な体験をすることができました。
結論としては参加して良かったと思います ♪
(2017年10月)