車旅 in 南アメリカ

南米でバンを購入!2017年7月から6ヶ月、チリ、ボリビア、ペルー、アルゼンチンを車中泊しながら巡った旅の記録です。

ギリギリの燃料でようやくたどり着いたガソリンスタンドが・・・

9000年前の歴史を堪能した私たち。いよいよフィッツロイに向けて、更に40号線を南下していきます!

 

このフィッツロイ、特徴的な形をしているのですが、ご存じあのアウトドアブランド『パタゴニア』のロゴに使われている山なのです。

この山を目的にパタゴニアへ!という人も少なくないのではないかと思います^^

 

さて、いつもどおり車を走らせていた私たち。

実は、次の給油までのガソリンがちょっとギリギリという状態でした。


地図上でチェックしてあった次のガソリンスタンド、バホカラコレス(Bajo Caracoles)まで、あと40キロほど・・・

 

この旅では常に『今ある燃料でどの辺りまで行けるか』 を、デリカの燃費を元に計算しながら走っていました。ガソリンスタンドがどこにでもある環境ではないからです。

もちろん予備のプラスチックタンクも2つ積み、給油も余裕を持ってするようにしていましたが、道の状態や外気温、風向きなどの条件によって、この燃費がけっこう変わってくるのです・・・。

この時、前回記事『手の洞窟』へのアクセスの大半がオフロードだったためか、計算が狂ってしまいました。

 

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なんとか目的地まであと少しというところで、道沿いにまるで高速道路のサービスエリア案内のような看板を発見!その中にガソリンスタンドマークがしっかり付いているのを見て、ほっと一安心です。

 

道路沿いに小さな建物が見えたので、減速し敷地内に入っていきます。

ところが・・・パッと見ガソリンスタンドらしきものが見当たりません。

 

ひとまず車を停めると、建物には『Hotel』の文字が。そしてあたりを見渡して目に入ったもの・・・

 

ステッカーがたくさん貼られた、かなりレトロなデザインの給油機、、、が一台。ポツン。

 

 

もしや・・・これなのか。

 

 

彼が先ほどのホテルに確認しに行ってくれました。

 

 

結果、ガソリンスタンド = これ でした。

そして残念なことに、燃料が空の状態、とのこと。

更には、次に給油されるのがいつか分からない、とのこと。

 

 

次に燃料が補充されるのが ”明日かもしれない” し、”一週間後かもしれない” という何とも南アメリカらしい状況でした。

私たちに ”待つ” 以外の選択肢はなさそうなので、覚悟を決めてしばらくここに滞在することに・・・!むしろ隣にホテルと名の付くものがあることに感謝しなくては!

 

もっと悪い状況になりえたことを、私たちはこの旅を通して知っています・・・(笑)

次回に続きます ♪

 

 

(2017年12月)

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