車の買い手探しと、アルゼンチンからチリへの国境で起きた日本人には信じられない出来事
次の目的地へ向かう前に1つ。
この頃から並行して行っていたのが、この車の次の買い手探しです。
南米で車中泊の旅をするにあたり、チリで購入したデリカ。
自分たちが購入したウェブサイトに、既に買い手募集の投稿はしてあったのですが、実際にコンタクトを取って会ってみる、という段階に入っていました。
連絡をもらい、ここカラファテで訪ねたのはレストランを経営している紳士でした。
詳細なスペックや入手経路の説明、試乗もしてもらいました。残念ながら今回はスペック的に条件の合わない部分があり(とてもメカニクスに詳しい方でした!)取引はナシとなりましたが、経営されているレストランでビールをご馳走してくれました^^(更には wifiを利用させてもらい、数時間ステイ 笑)
さて、ここからトレスデルパイネ(Torres del Paine)に向かいます!
そして再びやってきました。恒例の『国境越え』
今回はアルゼンチンからチリへ戻ります。
そしてまたまた恒例!事件勃発です(泣)
今回わたし、キレました。
デリカには、わたしが設計(適当)・製作を担当した自慢の折りたたみキッチンが装備されています。
写真のように、バックドアを開き、木の板をパカッと開けて使うのですが、今回はどこかであった車のスキャンなどというハイテクさは全くなく、車内を確認するのでこのキッチンの板を開くようにと言われました。
その瞬間・・・
まさかと思いましたが、担当者がセキュリティの犬(嗅覚を訓練された犬?)に『行け』と合図したのです。
かなりガッチリした犬に急に飛び乗られ、もちろんその衝撃に耐えられなかった手作りのキッチン。。。蝶番部分の木が割れ、釘で打ち込んでいた鎖も外れ、無残な姿にTT
いくら検査のための犬だからと言って、オーナーに断りもせず飛び乗らせるなんて!!!その上、壊れてしまったのは一目瞭然なのに担当者はシラ~です。
日本ならぜっったいにない!ありえない!!と思ったわたしは一気に文句をまくしたてました!(日本語で。)
するとその担当者が「ここはチリなのだから、スペイン語で話してもらわないと分からないなぁ」みたいなことをぽつり。(スペイン語でしたが意味は捉えました。)
ブッチーーーン
ーーー その担当者の態度と、手作りキッチンを壊された悔しさと、軽い人種差別を感じたわたし。
「そーですか!!じゃああなたが日本に来た時は日本語でしゃべってくださいね!それができなければ誰も何もあなたのことなんて助けませんから!!」
(日本語で。)
すっきりしたような、相手に何のダメージも与えられていないような(笑)、何とも腑に落ちない悔しい思いをしたのでした。
気を取り直して、次の目的地を目指します!!
(2018年1月)