神々しいフィッツロイと斬新な水の飲み方
12月31日 大晦日。
いよいよこれからフィッツロイのトレッキングコースに出かけます!
今回デリカは、登山口にある無料の駐車場に停めて行きました。
出発前の最後のランチは、車のキッチンでジュージュー焼いた大きなソーセージをメインに!その後、持っていく荷物をバックパックにまとめたり、車の中で着替えて身支度を整えたり・・・本来ホテルなどの宿泊先で準備をして、レストランで食事をして、というプロセスが、入口前の駐車場で全て完結できます。笑
いよいよ登山口のゲートをくぐり、出発した私たち。
・・・
スタート早々、どこからか『ギャーーン』という何かの鳴き声が聞こえます。。。
人の声ではなさそうだけれど、何の動物か全く分からないような初めて聞く鳴き声です。まわりの人たちもキョロキョロとし始めたところに現れたのは、、、
野生のキツネでした!!
口を大きく開けて『ギャーーーッ』と鳴くキツネ・・・
♪ こぎつねコンコン ♪ のイメージだったので、若干ショックを受けました^^;
さてコースはと言うと、ほとんどアップダウンもなく歩きやすい道で、周りに咲く花の写真なんかを撮りながら、わりと余裕のある感じで歩くことができました。
途中、フィッツロイを望むことができるスポットもありました。
6時間ほどかけて、ようやくキャンプ地に到着です。
厳しいコースではなかったものの、やはり1泊分の荷物を背負ってのトレッキングはそれなりに体力を消耗しました。けれど最終目的地はもう一歩先です。
この時点で先にテントを張り、貴重品や必要なもの以外の荷物は置いて、最後の30分、ラストスパートです!
この30分・・・ここまで歩いてきたコースに比べて、激しめのやつでしたTT
岩だらけの崖を登っていく感じで、足をかけて両手を使ってよじ登るような箇所もありました。更には水が溜まっていたり泥だったり・・・彼はあっという間にわたしを置いて行ってしまいました。。。(そういうのには慣れています!)
足場を探しながら黙々と登っていく・・・自分との闘いです。
やっとこの急な岩場が終わり、視界が開けますが、「道」と呼べるようなものが急になくなります・・・。周りには誰もいない、風はヒューヒューと冷たい、どっちに行けばいいのか分からない・・・なんだか月面にいるような感覚でした。行ったことないけど(笑)
半分賭けのような感じで、ある方向に進んでみると、ゴール地点である湖が見えてきました。
彼と、途中わたしを追い抜いて行った一組のグループがいるのも見えます。(ちなみにこのグループの子たちは、わたしを追い抜いていくときに「大丈夫?」と声をかけてくれました^^)
そして湖の向こうには!!
もう、何だか少し神がかったような空気を感じます。
しばらくフィッツロイのその姿に見とれた後は、そのグループの子たちとお互いの写真を撮り合ったり、その中の1人の男の子がやっていたのをまねして、湖の水を飲んでみたり。
まねをしたと言うのは、その子の斬新な飲み方・・・岩にうつぶせに寝転がり、湖面に直接口を付け、手を使わずに飲むという(笑)
すごくすごく冷たくて、美味しい水でした。
この飲み方も相まってか、壮大な自然のエネルギーを直接取り込ませてもらったような、ちょっと面白い感覚でした。
その後キャンプ地まで戻り、年越しを迎えます^^
次回へ続きます ♪
(2017年12月)