フィッツロイでの年越しと、ハートを撃ち抜かれた1枚のメモ
この旅の中で迎える年越しを、フィッツロイで迎えることになるとは!
トレッキングコースのゴール地点である『ロス・トレス湖(Laguna de los Tres)』でフィッツロイを拝んできた私たち。すでにテントを張ってあったキャンプ場まで戻って一息つき、レンタルした小さなバーナーを使って夕飯を準備しました。
ご飯を食べて少しゆっくりします^^年越しとは言え、特にパーティー的な雰囲気もなく、静かな夜です。
夜中の12時が近づくと、みんな何となくテントから出てきて、付近にいる人たちの間でカウントダウンが始まりました☆
真っ暗な山の中、月明かりがとてもきれいな夜で、みんなで控えめに「ハッピーニューイヤー」を言い合い、何とも平和な新年の幕開けでした。
さて、彼は朝日に照らされたフィッツロイの写真を撮るべく、3時起きでもう一度ロス・トレス湖へ。わたしはあの30分の崖にもう一度挑戦する気力がなく、しっかりと睡眠を取ることを優先させました!^^;
そして彼の努力の賜物である写真だけを、このブログ用に拝借するという(笑)
翌日、3時間ほどかけて下山し、お昼ごろには街に戻ってきました。
まずは腹ごしらえと言うことで一軒のレストランを選び、豪快なビーフバーガーをオーダー。しかし、このログハウス風のなかなか良い感じのレストラン・・・待てど暮らせどなかなか料理がでてきません。周りを見渡しても、みんな同じように待っている様子・・・
結局1時間以上かかってやっと注文の品がサーブされました。限界にお腹が減っていたのですごく美味しかった気がしますが、思い出としてはこの待ち時間のことが色濃く残りました(笑)
さて、デリカに戻るとフロントガラスのワイパーに2つ折りの紙切れが挟まっていることに気が付きます。
パッと開いて見ると『君たちの車、見つけたよ!18:00に〇〇(店名)で待ってる』のメモ!(inフランス語)
ずきゅーーん @@
なんてなんてかわいいことをーーー!!!
このメモ、なんと彼がボリビアでワイナ・ポトシの登山をしたときに出会ったベルギー人カップルからのものだったのです!
彼らも同じく南アメリカを旅していて、もしかしたらパタゴニアエリアに着くタイミングがまた重なるかも・・・とふんわり予測していたところでした。
スマホなど、いろいろ便利になったこの時代に、あえての手書きメモ!
わたしはこのアナログな演出に、完全にハートを撃ち抜かれました(笑)
もちろん、約束の時間にお店に向かった私たち。
ボリビア以来の彼らの姿を見つけ、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
彼らも、見覚えのあるデリカをたまたま見つけ、相当盛り上がったと後から聞きました^^
その日は彼らの別の友達であるカップルも合わせて6人、素敵なワインバーで久しぶりにワイワイと過ごしました ♪♪
そして・・・
私たちの旅もいよいよラストスパートに入っていきます!!(>_<)
(2018年1月)