強風に負けたルーフボックスの話
風、いつものことながら強いな~
助手席からぼんやり外を眺めていたわたし。
そして視線はサイドミラーへ・・・
なんか飛んでってるな~
っっておおおい!!
自分たちの荷物ーーー!!!
慌てて路肩に車を停める彼。ちなみに見渡す限り他に一台も車が走っていないようなところです。
外に出てみてすぐに状況を察しました。と言うのも、車の上に取り付けてあるルーフボックスの蓋が飛んでました(笑)
幸い、私有地と区切るための鉄線が道路に沿ってずっと張ってあり、飛んで行ったもののほとんどがそこに引っかかってくれていました。ルーフボックスに入れていたのは主に車のメンテナンスグッズ。スプレーボトルやらスモークフィルムの残りやらビニール袋に入った工具やら・・・!無くなってももちろん困るのですが、それよりも自然界に巻き散らしてしまっては良くないものばかりだったので、2人で慌てて回収してまわりました!
強風の中、結構な距離を走り回ることになり、かなり体力を消耗した私たち・・・
ところがもっと大変だったのはここからでした。
ルーフボックスの蓋は、閉じ口の一部が緩んですでに危うい状態だったので、両側がフックになっているゴムロープでルーフラックに固定してあったのですが、この強風に負けてしまったようです。
この風に耐えられるよう、今度は別途所持していた、トラックなどで使う荷物固定ベルトでルーフボックスとルーフラックを固定することに。。。
しかしこの作業・・・なんせものすごい強風(しかも結構冷たい)の中です。わたしがデリカのタイヤの上に乗って万歳をするような格好でルーフラックの蓋を全力で抑え、その間に彼が車の左右にまわりながらベルトをぐるぐる巻いていきます。
わたしの腕の力が限界間近のところで、なんとか作業が完了。体は冷え切り、2人とも車の中でしばらく仮死状態でした。
時に、予想外のトラブルに自分たちだけでなんとか対応しなくてはいけないこの旅、体力勝負なところ、あります・・・
気を取り直して、再びフィッツロイに向けて走り出した私たち。
今度は彼が「あっっ」と叫ぶので「また飛んだかっ」と咄嗟に思ったわたしですが、なんと!かわいらしいアルマジロに遭遇しました ♪♪
ぴょこぴょこ歩く姿に癒されました ♪
次回いよいよ、フィッツロイへの玄関口となるエルチャルテン(El Chaltén)に到着です!
(2017年12月)