天井から吊るされた○○○!!~アルゼンチンのザパラでガウチョ~
ガウチョ大会当日、車が揺れるほどの強風で目が覚めた私たち。
外を見ると、砂埃と共にいろいろなものが宙に舞っています(笑)
前回記事で紹介した年に一度のガウチョの大会。この日の内容は、馬のレースと暴れ馬に乗る競技です。この強風の中、大会が開催されるのかどうか心配になりましたが、ひとまず会場に向かってみることにしました。
到着すると、会場内は一見昨日と変わった様子がありません・・・
人や車は集まっていたのでゲートのところで聞いてみると、本日の大会は予定通り開催とのこと・・・なるほど!準備はこれからのようです(笑)
この日は敷地内に車のまま入って行けるようになっていたので、競技を直接車の中から見ることができるように、馬たちが走る場所を囲った柵の近くに車を停めました。強風なうえに結構な冷たい風だったので、ひと安心でした^^;
はじめは殺風景な会場でしたが、少しすると大型のトラックが続々と到着し始めました。この日のために鍛えられた自慢の馬たちを連れた出場者たちです!
準備が整うまで時間がありそうだったので、敷地内に建っている小屋のほうを偵察に行ってみます。
・・・というのも実は、昨日大会のことをいろいろ教えてくれたダミアン君から「アサド」の話を聞いていたからなのです。
「アサド」とは・・・
私たちで言うバーベキュー!南米で昔からある食文化で、子牛や羊を豪快に丸焼きにするスタイルです。アルゼンチンでの楽しみのひとつが “お肉を堪能すること” だったので、このアサドも本格的なものに出会えるのを楽しみにしていました!
そしてこの、年に一回のガウチョの大会でアサドが振舞われる、と聞いた私たちは、頭の中、実はお肉のことでいっぱいでした!(笑)
小屋の中では、ガウチョたちが身につける本気の革製品や定番のエンパナーダなどが売られていました。(エンパナーダとは南米で定番の、パン生地に具を包んで揚げたお料理です。エンパナーダについて書いた過去の記事はこちら)
この革製品のお店、ベルトやブーツ、ガウチョたちが皆かぶっているベレー帽も置いてあったのですが、わたしはこういう時、自分では実際着ないのに、お土産に何か欲しくなってしまいます・・・ すかさず彼から「いらないよね」の一言。
読まれています。
お腹がすいていたので、出来たてのエンパナーダをゲットし、お目当ての肉を探します・・・
中はとても薄暗いのですが、少しひらけた空間に樽がテーブルとしていくつか置いてある場所がありました。その時、部屋の隅の方の天井に何かが吊るされていることに気づきます。
ひぃぃぃぃぃぃぃぃ
ひつじ!!!
7、8体?の羊肉が吊るされていました T T(わたしは何の肉だか認識はできませんでした)
ショックと同時にアサドの気配・・・!
ですが、結論から言うと、今回この会場でアサドが振舞われることはなかったのです。。。結構期待してしまっていたので残念でした T T 紛らわしいところに羊、吊るさないで!(笑)
※この時の期待がずっと後をひき、のちにレストランでアサドをいただきます!別の記事にて紹介予定です^^
さて、そろそろ外が騒がしくなってきました!
毛並みの整った馬たちが続々登場し、気づくと昨日のダミアン君も!
昨日はジャージか何かを着ていたと思うのですが、今日は伝統的なベレー帽にポンチョを着て、自分の馬に乗っていました^^
か、かっこい~~!!
次回、いよいよ競技が始まります ♪
(2017年12月)