アルゼンチンで本気のロデオを見る! ~ザパラでガウチョ~
いつの間にか会場内に小さなステージが設置され、威勢のいいアナウンスと共にいよいよ競技が始まりました!
はじめは、トーナメント戦になった2匹ずつの馬のレースです。
並べられたドラム缶の間をジグザグに走り、折り返して直線を走り、早かったほうが勝ちです。
日本で競馬は見に行ったことがありましたが、迫力に圧倒されました!目の前で砂埃を上げて走る馬たち。ジグザグが得意な馬、直線が得意な馬、最後の瞬間まで勝敗がわかりません。
優勝したのは、かなりの存在感を放っていた一匹のかっこいい馬。私たちもダントツに切れのいい走りにすっかり魅了されていたので、気づくと車の中で大声で応援していました^^
そして、もう1つの競技はロデオ・・・というのでしょうか。訓練された馬ではなく、鞍を付けていない野生の馬に10秒間またがっていられるか、という競技です。
わたしにとって馬はあまり身近な存在ではなく、「乗馬」って当たり前のことだと思っていましたが、馬だって動物・・・よく考え てみれば、いきなり人間が背中に乗ってきたら暴れて振り落とそうとするなんて当たり前の行動だと思い知らされました^^;
普通の人には危険すぎて絶対に無理!と思うような競技ですが、挑戦者たちはかなり馬に慣れた方たちのようで、すごい体勢で振り落とされたときの、体をくるっと回転させる素早い避け方がプロフェッショナルでした!
必死で振り落とそうとする馬、必死にしがみつく人間・・・ 馬には少しかわいそうな気もしましたが、昔から伝わる文化の1つとして、その迫力を楽しませてもらいました!
この日は基本車の中にいたため、他の来場者や出場者とコミュニケーションを取れる機会がなかったことが少し残念ですが、日本から遠く離れた名前も知らなかったこの小さな街で、彼らの文化の一部を体感できたことは、すごく貴重で大きな思い出となりました ^^
ちなみに、翌日この町を出発しましたが、大会は2日目。
念のため会場に立ち寄り、”アサド” が振舞われる予定がないことを確認しました(笑)
このあと更に南下し、湖巡りが始まります ♪
(2017年12月)