コンドルは “目の前を” 飛んで行く
衝撃のモルモット体験 ↓ のあとは、野生のコンドルが見られるスポット、コルカ渓谷(Cañón del Colca)を訪ねることにしました!
コンドルのイメージ・・・
- なんかすごいでかい。
- サイモン&ガーファンクル。
こんな印象しかないし、このスポット、簡単にアクセスできる場所ではなかったけれど、ボリビアのジャングルで野生動物を見たときの感動もあり、大空を飛んでいるコンドルをこの目で見たい!!と、いつの間にか2人の間で「絶対外せない場所」になっていました。
クスコから、次の都市アレキパまで南へ約510kmの道のり。
その途中、メインの道路を外れ、延々と続く砂利道をデリカが耐えられるぎりぎりのスピードでひたすら走って行きます。
Chivay という町で食料などを調達し、その日のうちにコルカ渓谷に最も近い集落 Pinchollo まで辿り着くことをターゲットにしました。
というのも、次の日の早朝にはコンドルたちが現れるスポットに到着している必要があったからです。コンドルたちは、朝気温が上がっていく時に発生する上昇気流に乗って高いところへ飛んで行くのだそうです。
目的地に着く前に辺りはすっかり暗くなってしまい、片側が崖のようになった道を走るのはすごく怖かったです。
何とか Pinchollo に到着し、教会前の広場脇に車を停め、ここで一泊することにしました。夕食を作っているとき何匹かのワンちゃんが匂いにつられてやって来ましたが、たまに通りすがる人は特に気にしていないようでした。
次の朝、早速展望台に向けて出発です!実はここ、途中にゲートがあり展望台にアクセスするための入場料70ソレス(約2300円)がかかります。
ちょっと高いなぁと感じましたが、野生のコンドルが住む環境を守るための金額設定ならば・・・と思うことにしました。ゲートのところにはトイレも併設されたきれいな施設がありました。
展望台に到着すると既に結構な人が・・・!みんなカメラをスタンバイしつつ、コンドルたちが現れるのを待っています。
その深い渓谷の景色だけでも十分素晴らしいのですが、コンドル、なかなか姿を現してくれません。コンドルではない別の鳥がたまに上空を飛んでいきます。
そのうち、観光客たちの一部から「おぉ~」という声が上がり、その方向を見てみると、遠くにコンドルらしき大きな鳥が優雅に羽を広げているのが見えました!
みんな一斉にそちらの方を向き、写真を撮ったり、その姿をしばし見守ります。
うーん。。。姿は見えたけれど、期待していた感動を味わうことはできず・・・
そのうち団体の観光客たちは、予定時間が来てしまったのか、少しずつ減っていきます。
駐車場からほとんどの中型バス・車がいなくなり、展望台に残っているのは数名・・・
わたしたちは時間の融通が利くのでねばっていましたが、こんなものなのかな、と諦めかけた頃!
先ほどのように何匹かのコンドルが遠くに姿を現しました!
そして今度はそのままこちらに向かってくる様子!!
残っていた人たちから歓喜の声が上がります。
そして大きな、大きなコンドルが目の前を通っていきました。
なんて美しい翼の形・・・ 彼らの羽根のない顔と、ギロリと前を見据える目さえもとらえることができる距離でした。
彼らが横切る時、微かに聞こえる風を切る音に思わずゾワゾワと鳥肌が立ちました
か、かっこいい。。。
その後、タイミングを見計らったように次々と現れ、空高く上昇していくコンドルたち。
気がつくと彼もコンドルの姿に釘付けになっていました^^
大満足で展望台をあとにし、そのままカバナコンデ(Cabanaconde)という町に向かいます。
次のターゲットは『オアシス』へのトレッキングです!
(2017年11月)