富士山とピスコテイスティングと生贄の少女「ファニータ」in アレキパ
前回のアレキパ ~グルメ編~ に続き、今回はいくつかの観光地のお話です。
アレキパは本当に雰囲気も良く過ごしやすい街で、観光も楽しむことができました ♪
(↑ 街の中心の広場にある教会)
ミスティ山
まずは知られざる 『もう1つの富士山』 の存在をぜひ日本の皆さまに紹介したい!笑
確かどこかの店員さんとお話をしたとき、わたしが日本人と知ると、「富士山はもう見た?」と聞かれたのです。この街からもマウント・フジが見られると。はじめ「?」だったのですが、どうやら 『ペルーの富士山』 と呼ばれる山がある様子。
ミスティ(El Misti)というその山が見える展望台(Mirador de Yanahuara)に行ってみました!
なななんと!富士山、見えました!
思わず久しぶり~!って言ってしまうくらい期待以上の富士山感 ♪ なんだか嬉しくなります^^
ピスコ博物館(Museo Del Vino Y El Pisco)
次にスペシャルだった場所が、ぺルーのお酒「ピスコ」を製造している Majes Tradicion という会社がやっているピスコテイスティングです!
それぞれ試飲したお酒について、味や香りの評価を書き込める紙を渡され、記入しながらの本格的なテイスティングでした。ただ彼もわたしも、ここが有料だったか無料だったか覚えておらず(情報も見つけられず)。。。すみません^^;
マーケティングの要素を含んでいるのだとは思いますが、お酒大好きなわたしたちにとって、お互いの好みの違いをあーだこーだ言いながらの、とても楽しい時間でした!そして結構な量を提供してくれるので、危険でもありました(笑)
最終的に自分がどんなタイプの味が好きかが分かり、おすすめの商品をチョイスしてくれますが、購入しなくても大丈夫でした。やはりブランドのものなのでお値段も少々高め・・・わたし1人だったらお土産に1本、となっていたところですが、さすがフランス人の彼、他のお店なども見る余地があったため、流れで買っちゃったりはしません!笑
ちなみに先ほどの展望場所と、このミュージアムは隣接していて、更に小さな広場の近くだったため、アレキパにいる間私たちはこの広場にデリカを停めて、寝泊りしていました!
アンデス サンクチュアリ博物館 (Museo Santuarios Andinos)
もう1つ、いろいろな意味で記憶に残る場所となったのが、こちらの博物館。
昔この地方で山の神様への生贄となった少女が、雪と共に崖下に埋まり、凍ってしまったままの状態(ミイラ)で発見されたものが展示されています。
現代のいろいろな科学的調査で、当時の慣習や歴史を知る貴重なきっかけとなったそうです。
博物館ではガイドさんが付き、当時の発掘物や、このエピソードのVTRなどを見ていきます。そして最後のお部屋にこの少女が保管されていました。
やはり少し怖いというか、目の前にその姿を見て衝撃を受けましたが、ただ興味本位で、というよりは何と言うのでしょうか・・・ 現代に生きるわたしに、あなたの存在とその背景にあった歴史を教えてくれてありがとう、と言う、この「ファニータ」という名前の小さな少女に対する追悼の気持ちでいっぱいになりました。(興味のある方は当時の歴史をぜひ検索してみてください。)
他にも、ペルー料理を習うお料理教室に行きたかったのですが、今回はタイミングを逃してしまいました!
それから、寝泊りしていた広場で英語を話す地元のおじさんと仲良くなり、アレキパはペルーの中で一番太陽が近く、皮膚への悪影響を避けるため政府が長袖を着ることを推奨しているんだよ、という話をしてくれたのを思い出したので書いておきます^^
ここから先はどんどん南下して行きます!次は再度チリとの国境を目指します ♪
(2017年12月)