ボリビアでワイナ・ポトシ登山とスペイン語教室に挑戦した話
今回はボリビア ラパスでの日々を記事にしたいと思います。
ここへ来て1つの目標にしていたことが、雪山の登山!
高さ6000メートルのワイナ・ポトシ(HaynaPotosi)です。たくさんのツアーが組まれていて、そのうち2泊3日の登山ツアーに参加することになりました。
とは言っても!
実は今回、わたしはパスして彼だけが参加。本当は挑戦したかったのですが、道具なども使うかなりハイレベルな登山だったこと + 下痢のせいです(笑)残念ながら、やり遂げられる気がしない・・・という体力レベルでした。
と言う訳でワイナ・ポトシの登山については、詳しく書くことができないのですが、相当過酷だったようです。小さいころからあの “ピレネー” とかで登山に慣れ親しんでいる彼が、ヘロヘロになって帰ってきました(笑)
わたしも、写真を見せてもらって「行かなくてよかった」と確信(笑)景色はめちゃくちゃきれいですが、この “ヘリ” は歩けません・・・
彼が山に行く間、わたしの体調のこともあり、デリカは街の中の安い駐車場に数日預け、ホステル(個室 ♪)に滞在することになりました。(すぐ近くにトイレがあるって素晴らしい!)
そして、ここまでほぼ24時間、毎日一緒にいたわけですが、今回初めての別行動。わたしは密かに狙っていたスペイン語のレッスンを受けに行くことにしました!
インターネットで調べて、評判のよかったスペイン語教室へ早速行ってみます。飛び入り訪問でしたが、クラスの内容について丁寧に説明してくれ、マンツーマンのレッスンを2日間受けることに!
わたしが授業を受けに行った時は他に生徒さんがいる様子はありませんでしたが、教え方も甘すぎず厳しすぎず、もう少し通いたかったな~という感想です^^
( ↓ 念のためリンクを!)
Ayni Spanish Institute:http://www.spanishbolivia.com/index.html
更にホステルのおじいさんがとてもフレンドリーだったので、話し相手になってもらっていました!帰ってきた彼は、作れる文章のバリエーションが大幅に増えていたわたしにびっくりしていました!v
彼が帰ってきて、その後わたしの体調も回復し、お土産を買ったりロープウェーに乗ったり、なんと数ヶ月ぶりの日本食を食べに行ったり!と大都市を満喫することができました^^
ロープウェーから見たラパス ↓
涙がちょちょぎれたチキンの照り焼き @「けんちゃん」↓
(2017年11月)
よみがえる悪夢・・・二度目のスマホ盗難とまさかのカムバック
ボリビア ラパスにて・・・またもや事件は起きてしまいました。
過去に起きた第1の事件はこちら… ↓
その日、保険関連で印刷やコピーをしたいものがあったので、中心部にあるネットカフェ的なところに来た私たち。
小さな店内にパソコンが8台くらいあって、レジであてがわれた番号のパソコンを時間貸ししてくれるシステムです。
電子機器類の充電もできる貴重なタイミングなので、パソコン本体のUSBポートにいろいろ繋いで充電もしていました。
わたしは作業に集中していて気付かなかったのですが、彼が突然
「スマホがない!!」
と叫びます。。。
またしても・・・盗難!?
他の空いていたパソコンのUSBポートを拝借してスマホを充電していたようです。一瞬レジに何かを聞きに行った隙になくなっていたとのこと。。
今回は完全にこちらの不注意ですが、レジにいる時、誰か1人自分の後ろを通って店から出て行った気がすると言います。
彼はフランス語で良くない言葉を吐きまくりながら外へ・・・
もちろん何の収穫もないまま戻ってきます。不機嫌さMAX(笑)
店内のお客さんたちに、何か見た人はいないかと聞いてみますが、各パソコンはブースのようになっていて、みんな静かに首をかしげるだけです。
しかしこのお店、なんと天井に防犯カメラが付いているではありませんか!!
レジの強そうなねーさんに事情を説明して協力を求めると、ぶっきらぼうに「今すぐは確認できない」と言われます。面倒くさそうにされながらも根気よく交渉すると、閉店後にカメラを停止して映像を確認し、後日結果を教えてくれることに。
わたしのスマホは既に盗られ、彼のスマホでなんとか生き延びていた私たち・・・ここで彼のスマホもないとなると、なんかもう、、、「全部不便」(笑)
このあとのスマホなし生活を想像し、若干途方に暮れる私たち。
ついでにわたしのお腹の調子も絶不調。ラパスは、街中に有料の公衆トイレがけっこうあるので助かりましたが、この日の駆け込み回数8回!(すみません )
数日後 ――
例のネットカフェを訪ね、ねーさんが手にしていたものは・・・まさかの!彼のスマホ!!!
予想外の展開に驚きつつ経緯を聞くと、防犯カメラに、スマホがなくなった時間辺りで店を出て行った人物が1人・・・それがよく来るお客さんだったそうです。
後日ねーさんが問いただしてくれ、スマホを返すか警察に通報するかと迫ったところ、スマホを返してくれたそうです。
なんと。。。こんなこともあるのか、という感じでした。
ねーさん少々得意げ(笑)たくさんお礼を言って帰りました^^
この件で私たちも気の緩みを反省し、『一瞬だからとか無し』という新しいルールができました!
(2017年11月)
シカシカからエル・アルトを通ってラパスへ!想像を超えてきた交通ルールに爆笑
少年たちの町から抜け出し(笑)別の町で一泊した私たち、その後順調にラパスへの路を走ります。
途中、伝統織物のお店があるという情報を見て、シカシカ(Sica Sica)という町に寄ってみました ♪
結局お店は見つからなかったのですが、小さな市場に地元の人たちが集まり、かわいらしい雰囲気の町でした。
そしてひたすら北上し、最後の目的地ラパス(La Paz)に到着!
まずはすぐお隣のエル・アルト(El Alto)という街で、デリカのメンテナンスを。小さな修理屋さんでしたが、ギア切り替えトラブルの原因が車の内部パーツに関係していることが分かり、半日ほどかかって修理をしてもらいました。
ラパスの標高は約3600mほどあるのですが、このエル・アルトは更に標高が高く、すごい急斜面を下ってラパスの中心地に入って行きます。
この時見下ろしたラパスの夜景は、まさに宝石散りばめ状態!すごくきれいでした。
が!やはりボリビア・・・夜景を楽しみながらドライブ ♪ と簡単には行きません(笑)
中心部に向かうピンカーブ続きの下り坂に車が連なっているのですが、カーブのところで上る人と下る人がお互い譲らない!双方が前に進み、後続の車もどんどん詰めてしまうため、前にも後ろにも動けず完全にスタック(笑)
ヤジが飛び、クラクションが鳴り響き、私たちは車の中で大笑い。
信号をつければいいのにと一瞬思いましたが、あっても同じだろうということにすぐ気が付きます(笑)
行く末を見守っていましたが、最終的に一台の車がこの道を諦めて路地に入り、なんとか車が動き出しました。私たちも彼らに習い、プップーとクラクションを鳴らしながらじりじりとカーブを曲がります。こうしないと上りの車がどんどん来て一生進めません!
市街地に入ると、あちこちに建てられたビルや、街の中に作られたロープウェーに驚かされます。
この日は iOverlander でマークしてあった、軍隊の施設の近く(少し安全)の普通の路上で車中泊です。
車を停めたすぐ近くに、みんなが家庭ゴミを捨てられる大きなゴミ箱があり、夜になると大きな袋を引きずったおばあさんがやってくるのが少し怖かったですが、近くにダンススクールやペットの専門学校?みたいなものもあり、これまでの街と比べるとだいぶ近代的な感じでした。
その日はボリビア料理の1つ、シルパンチョ(ご飯の上に薄いお肉と目玉焼きがのってます)を初めていただきました!すごくおいしかったのですが、このあと数日腹下し地獄に陥ります(笑)
(2017年11月)
フランス人の彼、ボリビアで少年たちの恐喝に合う
ボリビア ラパスに向かう途中、突然デリカに異変が起き、急きょ小さな集落で地元のおじさんに助けてもらった私たち。
もう辺りは真っ暗なので、今日はこのままここに泊まることにしました。『暗くなったら走らない』が私たちのルールです。
風を避けるため、すぐ近くにあった大きな体育館の脇に車を停め、夜ご飯の支度です。
彼は、中で少年たちがサッカーをしているのを見て、ちょっと見てくると体育館に入って行きました。
ご飯を作りながら中を覗いてみると、段になった長イスに座って試合を見ている彼。しかし次に見た時にはプレイに参加していました^^
こういう全然知らない小さな町で、飛び入りで一緒にスポーツを楽しむ!なんだかほほ笑ましいなぁ、旅の醍醐味だなぁ、なんて思っていました。
その後、ご飯が出来上がったので彼を呼びますが、なかなか戻ってきません。
何やらワイワイ話をしている様子・・・わたしは車を離れられないのでそのまま待っていると、やっと彼が戻ってきました。
「お金を取られた」と彼。
意味が分からず事情を聞くと、彼が抜けようとしたら、お金を払えと言われたとのこと。
参加メンバーで体育館の照明代をワリカンして払うことになっていたらしいのですが、明らかに言われた金額が高かったので「冗談だろ?!」的なセリフをスペイン語で言ったところ、それが間違った言い回しだったのか、何か気に障ったのか、彼らの態度が急に攻撃的になったらしいのです^^;
少年とは言えある程度の人数だったため、ちょっとまずいなと思った彼は、持っていた小銭を渡して何とか抜け出して来たようです。
せっかくいい国際交流だなぁなんて思っていたのに、まさかお金を要求されるとは・・・2人してとても残念な気分になりました。
夜ご飯はそのままそこで食べましたが、体育館から出ていく彼らがこっちを見ているのが見えました。
うーん。。。
話し合った結果、念には念を、とこの町を出ることにしました。
臨時でルールを破り、真っ暗な中、次の町まで車を走らせます・・・この国、いろいろ怖い!!
ボリビア最大の都市「ラパス」では、まだまだいろいろなことが起こります・・・!
(2017年11月)
走行中に焦げ臭いにおい・・・見知らぬおじさんに助けてもらった話
コチャバンバから北西へ約380km!ついにボリビア最後の都市となる「ラパス」を目指します。
ぐねぐねとした山道をひたすら走り、やっとまっすぐな道路になったので、4WDで走っていたモードを2タイヤに戻します。
いつもなら走行したままギアを動かし、パネルのタイヤランプがしばらく点滅した後消えるのですが、今回点滅したまま消えません。もう一度ギアを4WDにしてみようとしますが、今度はギア自体が動きません。
「?」と思いながらも道路を走っていました。
すると、なんだかゴムが焦げたようなへんなにおいがしてきました。
この辺り、事故が多いのか道路上にタイヤの残骸がよく落ちていたのですが、ちょうど路肩で停まっている大型のバスを目にしたため、なんかタイヤのトラブルでもあったのかね~なんて言いながら、まだ走行を続けていました。
ゴムの焦げたようなにおい、まだしてきます。
待てよ、これデリカかも!!と(やっと)気付いた私たちはすぐに路肩に車を停めました。
まわりには何もなく、このにおいの原因が明らかにデリカだということが分かります・・・『焦げ臭い=爆発』なわたしは、一人車から離れます(ひどい 笑)
彼は後輪のあたりを覗き込み、ギア切り換えがうまくいってないっぽい、何かが擦れてるっぽい、といつもながら冷静です。
ひとまずどこか車を見てもらえるところがないか、最寄りの町を探してみます。数キロ先にレクエパンパ(Lequepampa)という小さな集落を見つけ、そこまでなんとか車を走らせることに。ハザードランプを点けて徒歩並みのスピードで進みます。
辺りは薄暗くなっていましたが、なんとか目的地に到着しました。
ちょうど1軒のお宅の外に人がいたので聞いてみると「多分彼が見てくれるんじゃないかなー」と、どこそこの通りを教えてくれ、早速彼がその人を訪ねに行ってくれました。
しばらくして彼が一人のおじさんと一緒に戻ってきます。
ありがたいことに早速車を見てくれるとのこと。車をジャッキで持ち上げ、タイヤの様子などを観察します。
しかし結局外から見た範囲では原因が分からず、一度車を下ろして再度エンジンをONに・・・すると先ほど点滅し続けていた4WDのタイヤランプが消えています。
あれ、直った・・・?
車を発進させてみますが、先ほどまでの違和感もなくスムーズです。おじさんに助手席に乗ってもらい、辺りをぐるりと走ってみても異常なしです。
お、おじさんありがとう!(笑)
このあとラパスで原因は分かるのですが、この時タイヤを手で少し回してみたことでギアが噛み合ったようでした。
おじさんに少しお金を払い、今日はこのままここに泊まることにしました。
・・・この時は泊まるつもりでした。
続きます ♪
(2017年11月)
虫には散々懲りているはずなのに、思わず立ち寄ってしまったかわいい虫公園
コチャバンバでの滞在中、なかなか印象に残る公園を見つけました。
デリカで普通に街の中を走っている時、
「今、なんかいた・・・!」
速攻地図を見るわたし。
何かが見えた気がした方向には『Parque Escuela』エスクエラ公園・・・気になりすぎて夜も眠れません。
彼を説得し(笑)、次の日その公園に行ってみることにしました!
通りすがりに見えたのは、このでっかいイモムシ?の触覚でした(笑)この公園のゲートになっています。期待以上のかわいさです。。。
入場料(たしか100円くらいだったと思います)を払って中に入ってみました。
・・・誰もいない(笑)
虫たちがテーマのようで、子供が喜びそうな仕掛けはたくさんあるのに、さびれてしまっていてもったいない感じでした。
そのさびれた感じが余計にお客さんを遠ざけしまっているのでは?とか、入場料の設定に問題はないか?など2人でしばし経営について話し合ってしまいました(笑)
虫は嫌いなくせに、このコワかわいい感じ、個人的にかなり好きです。
そして忘れられないのがこの公園のトイレ。
わたしは謎の高熱の後、絶賛お腹壊し中だったのですが、カギを借りてこの公園内のトイレのドアを開けた瞬間!まっくろくろすけならぬ蚊の大群がぞわぁぁぁぁっと。
お腹の調子は最悪なので、もうお尻を蚊に刺される条件でトイレを済ませるしかなかったのですが、この頃よくまあこういう「どっちをとるか」的な究極の選択をいくつもくぐり抜けたなぁ・・・と、しみじみ思い出します(笑)
このあとは、ボリビア最後の都市、ラパスに向かいます!
(2017年11月)
虫刺され60か所。コチャバンバで発熱して思わず日本の家族にメールを送った話
ちょっと非・日常なジャングルでの滞在を終え、ブエナビスタ(ジャングルへの入り口の街)から西へ約360km、コチャバンバ(Cochabamba)へ向かいます!
ちょうど半分くらいまで来たところで日も落ちてきたので、通りすがりのイビルガルサマ(Ivirgarzama)という町で一泊しました。
町のはずれに広いオレンジ畑があり、人が住んでいる家々は視界に入りつつ誰~もいません。行き止まりになっている道があったので、そこに車を停めさせてもらいました。
ここで夜ご飯を作り、彼は2リットルペットボトルを使って水浴びまでしていました。
しかしここ、ご飯を作っている時から気になっていたのですが蚊が多い・・・!
ジャングルに行ったあたりから虫よけスプレーは常に使っていましたが、やっぱり刺されてしまいます。
そしてひどいことになったのは次の日。。。
朝、かゆくて目が覚めると、体中蚊に刺されてしまっていました。車の中に蚊が入ってしまっていたようです。
日本から持ってきたムヒ的な薬をひたすら塗ります。数えてみたら60か所。。。
その日、残り半分の距離を走りコチャバンバへ到着!
久しぶりの大きな街です。スーパーマーケットを見つけた私たちは買い出しをすることにしました。
中は空調が効いていて、涼し~なんて思っていたのも束の間、なんだか体のだるさを感じるわたし。熱いような寒いような・・・節々も急に痛くなってきました。
彼にちょっと具合が悪いことを伝えて買い物は任せ、店内のベンチで休んでいました。が、なんだか高熱の予感。
wifiが必要だったのでその後レストランに行きますが、食欲もゼロ。
この時、体温計で測った熱は38度くらいだったと思うのですが、虫刺されのことが影響してか、なにか良くない病気に感染していて、どうにかなってしまうんじゃないかと一人どきどきし出し、日本にいる妹に彼の連絡先を伝えておいたのを覚えています。
この日は住宅街の中にあるプラザ(広場)で車中泊をしたのですが、熱のせいで汗びしょびしょ。とても寝苦しい夜でした。次の朝まだおかしかったら病院だな、、と思っていましたが・・・!
なぜかケロリと治っていました。熱も下がっています。
・・・あの猛烈な関節痛とだるさはなんだったのでしょう。今も謎ですが、思い返すと何があってもおかしくない状況だったなぁ、何事もなくて良かったなぁ、としみじみ思います。
この日は体調を見つつでしたが、バスターミナル内に設置されているお湯のシャワーを浴びに行き、シーツやら何やら全てクリーニングに出し、デリカはメンテナンス・洗車をして、いろいろリセット!食欲もなんとか戻り、妹にも大丈夫だったと報告しました^^;
ちなみに彼も同じくらい蚊に刺されまくっていますが、至って健康。そしてなぜかムヒの効果を絶賛(笑)
クリーニングの受取りもあるので、このあと数日コチャバンバに滞在します ♪
(2017年11月)