車旅 in 南アメリカ

南米でバンを購入!2017年7月から6ヶ月、チリ、ボリビア、ペルー、アルゼンチンを車中泊しながら巡った旅の記録です。

【番外編】ブラジルに入国できなかった話(4)

前回からの続きのお話です。今回で完結です。

【番外編】ブラジルに入国できなかった話(1)

【番外編】ブラジルに入国できなかった話(2)

【番外編】ブラジルに入国できなかった話(3)

 

リオデジャネイロからチリへ強制送還され(笑)いよいよ2度目のリオデジャネイロ突撃です。

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朝10時、リオデジャネイロ空港に到着。eビザなし。

今回は入国審査の列に並ばず、直接ポリスのところへ(笑)

 

「申請したeビザがもうすぐ届くんです!今日届くはずなんです!」と言ってみます。ポリスたちは「どこの航空会社だ!」「なんだこの子は2度目か!」とざわざわ。

本来ビザがない状態(eビザの場合、“プリントアウトした紙を持っている” 状態)でなければブラジルへ渡航することはできない、と言われましたが、すかさず半泣き顔で「でも明日のスペイン行きのチケットがあるんです!」と言ってみます。

 

ポリスたちはわたしが差し出したバルセロナ行き eチケットの紙を見ながらざわざわ。少し待ちなさいと言われ、ソファで待つこと30分・・・。

 

ポリスに代わり、わたしが利用した航空会社のスタッフの方がやって来て一言。「あなたはこれから、明日のフライト時間までホテルの中で待つ必要があります」

 

???

 

とりあえずついてくるように言われ、2人の女性スタッフと一緒に空港内を歩きます。入国審査を通らずに、トランジット用の通路から荷物検査を通り抜け、いくつかのゲートをスタッフ用通路から通り抜けます。そして免税店などがあるエリアから最上階のラウンジへ・・・。ホテルって、ここのことなんだろうか・・・。

 

改めて聞くと、どうやらわたしは空港内のホテルの一室に入れられ一晩過ごし、バルセロナへのフライトはオンラインでチェックイン、受託荷物はこの女性スタッフが代わりに次の航空会社へ預けてくれるとのこと(カウンターがブラジル国内エリアのため)。

 

空港内で一晩居座る覚悟だったわたしは、この予想外の待遇に驚きを隠せず!

もちろんいろんな予定を立てて楽しみにしていたリオデジャネイロはパーだし、10日間のリオの宿泊代もパーだし、サンティアゴでの宿泊代が別途かかっているし、最悪ではあるのですが、「飲食はラウンジでご自由にどうぞ」の一言でちょっとテンションアップ ↑↑ だったのでした 。

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ちなみに彼は最初に一緒にチリに戻ると言ってくれましたが、リオの Airbnb はキャンセルできないし、残りのフライトを逃すリスクが大きすぎたので、そのままリオに滞在してもらっていました。

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ので、リオの空港に軟禁されることになった旨を彼に伝え、わたしはその後しばしの空港ライフをエンジョイしたのでした! ※軟禁というのも、ホテルの部屋以外は24時間完全に監視がついていたからです(笑)2杯目のワインは少し飲みづらかったです。

長くなりましたが、これがわたしの “ブラジルに行ったけど入国できなかった”、忘れられない旅の思い出の一つです。

 

皆さま、各国ビザ情報についてはくれぐれも!車旅で国境を自由に行き来してきたとしても!!忘れずにチェックしてください!

 

追記:ブラジルビザは結局、申請から2週間後に届きました(笑)たくさん送った問い合わせメールにも返信が来て、『リオのカーニバル前だったため混雑で時間がかかってしまいました』とのことでした。

 

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