車旅 in 南アメリカ

南米でバンを購入!2017年7月から6ヶ月、チリ、ボリビア、ペルー、アルゼンチンを車中泊しながら巡った旅の記録です。

街の中なのにワイルドキャンプができる?!エルボルソン

今回到着した、アルゼンチンのエルボルソン(El Bolson)ーー

人も多く、普段は私たちがあまり好まない観光地色の強い街でしたが、クリスマスシーズンということもあって、タウンステイを満喫することができました。

 

中心地にある広場ではクラフトマーケットが開催されていて、たくさんのかわいいお店が並んでいます。街には大きなお土産屋さんもありましたが、メイド イン どこ?なものや、やたらと高い値段がつけられたものが多い印象だったので、私たちはこちらのマーケットでお土産をゲット ♪

その場で長さを調整してくれる本革のベルト、好きな文字をその場で彫ってくれるマテカップ・・・地元アーティストたちの支援にもなると思うので、おすすめです!^^

 

もう一つ、あらかじめチェックしてあったビール工房『Otto Tipp』に行ってきました!(もちろんテイスティング付き)


小さな工房でしたが、説明を聞きながらビール製造の過程を見せてもらい、最終的に熟成期間や温度管理の違いで何種類かのビールが出来上がる、というところがとても興味深かったです。

試飲させてもらったビールも美味しかったので、こちらでもお土産を ♪・・・と言っても日本へのお土産ではなく、自分たち用のお土産(旅中に消費)です 笑


そしてもう一つのお気に入りが、小さなカフェを併設したオーガニック食品のお店で見つけたホームメイドのアルファホール!

アルファホールはアルゼンチンのお菓子なのですが、クッキーでキャラメルがサンドしてあり、それがさらにチョコレートでコーティングされている・・・という、聞いただけでも甘いお菓子なのですが、さすがオーガニック店?!ほどよい甘さで本当に美味しかったのです^^

 

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そして、タウンステイと言うと気になる宿泊場所!

街の中ではたいがい広場付近の路上になったりするのですが、こちら、街の中に丘があり、その上の展望スポットが穴場、という情報が iOverlander に載っていました。

早速夕方になって登って行ってみると、街中から一転、自然が広がるとても静かなところで、ワイルドキャンプさながら!

残念ながら景色は霧で見えなかったのですが、そのおかげか人気もなく、野生のウサギがぴょんぴょんと横切っていくのが見えました^^

(ちなみにおトイレも・・・木や草がたくさん茂っていたので、ワイルドキャンプ仕様にて!)

 

平和なタウンステイを満喫していた私たちですが・・・

翌日、久しぶりのデリカトラブルが発生します(泣)


次回へと続きます ♪

 

(2017年12月) 

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バリローチェに到着!なぜにマトリョーシカ?・・・なチョコレート店

更に南へ向かい、アルゼンチンのバリローチェ(Baliroche)という街に到着しました!

 

この街、わたしの中で、青・緑・冷たい風、というキーワードが設定され(笑)、今もこの3つが揃う場面に遭遇すると思わず『バリローチェっぽい』と言ってしまいます。

 

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そして、この街がわたしに良い印象を残してくれたもう1つの理由が・・・チョコレートです!


もともとスイス系の移民によって造られた街のようで、チョコレートのお店があちらこちらに。いくつかのお店に立ち寄りましたが、ほとんどのお店でチョコレートを試食させてくれました^^


そして私たちが特にターゲットにしていたお店が、マトリョーシカがトレードマークの Mamuschka(https://www.mamuschka.com/)というチョコレート店です。お店の内装やパッケージのデザインもなんだかかわいくてツボでした ♪

バラ売りのチョコレートは1粒から選べるので、自分の好きなものをたくさんの種類の中からいくつかチョイスし、あとはスタンダードなブラックのバーチョコレートと、お土産用に小さな缶入りのチョコレートをゲットしました。

 

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 バリローチェではチョコレートのお店めぐりと街歩きを堪能し、次は更に南のエルボルソン(El Bolson)という街に向かいます!

 

本日のステイはその道中、湖沿いの古~い感じのガソリンスタンドに隣接した空き地です。敷地は広く車の通りも多くなかったので、少しの電灯とガソリンスタンド(&トイレ)がすぐ横にある安心感で、なかなか快適なスポットでした^^

 

朝には道の反対側に広がる青い湖がキラリ!

やっぱりこのエリア、好きです ♪

 

(2017年12月) 

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パタゴニアの湖で悟りを開く・・・?!

パタゴニアの一部である、この湖が広がるエリアで、久しぶりの山登りを満喫した私たち。

この日は、ワイルドキャンプをするのにターゲットとしていた場所がありました!おなじみ iOverlander で見つけたスポットです。

GPSを使いながら、メインの道路を注意深く走っていきます。ここだ!という小さな小さな脇道を進んで行き、目の前に広がる湖!

・・・と同時に左右2台のキャンピングカーが目に入ります(笑)

 

今まであまりなかったのですが、先着あり!のパターンでした。さすがパタゴニアエリア。これまでとはオーバーランダー人口が違います。

 

すごくいい感じのスポットだったので、泣く泣くその場を後にします。。。そして代わりの “宿泊地” を探さなくてはいけません!iOverlander では近くに良さそうなスポットが見つけられなかったため、湖沿いのこの道路を走りながら、自分たちで同じような脇道を探します。

 

1本目、脇道に入ったものの、湖際までつながっておらず、バックで後戻り(笑)

2本目、脇道に入ったものの、道なき道すぎてデリカ通れず・・・またバック(笑)

3本目!少し草をかき分けて行けば湖に届くような場所に、車1台分くらいのいいスペースを発見!

風、なし!道路の音、なし!人目、なし!なかなか快適そうです。

 

この日は小さな火をおこして、フライパンでソーセージや野菜を焼くという簡易バーベキューをしました ♪

 

そして翌朝・・・あたたかくなってきていた南米の12月でしたが、この朝は少し寒かったと記憶しています。

ささっと水浴び(お風呂がわり)をしてくる、と湖に入ることを決意した彼。わたしは ”シャワーを浴びたい < 湖に入るという面倒くささ” だったのでパス。

 

結果・・・

この日、彼は不思議な体験をしたそうです(笑)

彼が湖に行ってから雨が降り出しました。冷たい雨でした。

ただでさえ冷たい湖 → 雨に打たれる → 波立つ湖面 → 思い切って頭まで潜ってみる

 

一定のところで(寒すぎて?)、何かを超えたような変なテンションになり、急に寒くなくなったそうです(笑)

妙にキラキラした顔で帰ってきました。

 

一歩間違えると危ないよ。。。な気もしますが、今回は貴重な体験ができたようでよかった・・・ということにしておきます!

 

次回はバリローチェという街に到着です ♪

 

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(2017年12月) 

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湖が広がるエリアでいきなり山登り! ~バター占い?ができる花~

素敵な湖をめぐって ”水系” を満喫したあとは(前回記事参照 ↓)、久しぶりの山登りです!

 

 

セロ・ベルベデーレ(Cerro belvedere) 

標高は約1900メートルと、決して高いわけではないのですが、ハイキング感覚で登り始めたこの山、結構ハードでした。。。

 

山の中腹に有料の駐車場があることが分かっていたので、そこまでは車で行くことにします。ちなみにこういう時、車を適当に置いて行って大丈夫かどうかは、基本 iOverlander の情報を参考にしていました。車上荒らしに合うリスクがありそうな場所では、有料でも安全なところを選ぶようにしていました。

 

そしてこの山歩き、道がすごく細いうえに両側から背の高い植物がガサガサと体にあたり、おまけに蛾と蜂の間をとったような結構ハデ目の虫がブンブン飛んでいる・・・という、不快指数のかなり高い道でした。。。

 

それでも山頂が近くなるにつれて植物が減り、一気に周りの景色が見渡せた時はとても感動しました!やっぱり緑だけが広がる景色より、水が広がる景色、好きです。

 

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そしてこの山を下る途中!まだ少し雪が残っているところに・・・

 

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そこそこな大きさの足跡 @@ を発見しました!(横は彼の手です)

これはなんの足跡だったのでしょうか。。。

 

それからもう1つ、この山で見つけた黄色いお花のかわいいエピソードが ♪♪

このお花、花びらの表面がちょっとシルバーがかったようにシャイニーなのですが、これをアゴのあたりに近づけてみてと彼に言われたのです。

 

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肌が反射で黄色く光った人は太陽のようにあったかい、みたいなことを言ってくれて、なんだか心がほっこりした思い出です *^^*

 

このお花、バターカップと言うようで後日調べてみると・・・

なんかちょっと違う情報がたくさん出てきました(笑)

 

『黄色が反射した人はバターが好き』

 

バター。。。

うーん、わたしの中では彼バージョンのほうを採用しようと思います!

 

(2017年12月)

 

 

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一回じゃ絶対に覚えられない名前の湖 ~7つの湖めぐり~

アルゼンチンのザパラを出発し、南北に伸びる国道40号を南へ向かいます。

次の目的は7つの湖!(Siete Lagos / Siete = 7、Lago = 湖です)

この40号線に沿って7つの湖を巡ることができるというものです。わたしは山系よりも水系(海や川や湖)のほうがテンションが上がるタイプなので、ここから旅の終盤にかけての 水系エリア をとても楽しみにしていました!

 

ザパラを出発したその日にたどり着いたのは ウエチュラフケン湖(Lago Huechulafquen)。。。覚えるの絶対無理!という感じの名前です^^;

 

そしてこの湖、なんと7つのうちの1つではありません!笑

 

湖ほとりに車を停め、今日はここにステイです。先のほうだけちょんと白くなったかわいい山が見えました!

 

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翌日、こんどこそ『7つの湖』をめぐります!
はじめは『ラカー湖(Lago Lacar)』。サン・マーティン(San Martin) というほとりの町にも寄りました^^

 

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続いて ブリナンコの滝(Cascada Vulinanco)→ ファルクナー湖(Lago Falkner) → ヴィラリノ湖(Lago Villarino) →  エスコンディド湖(Lago Escondido) をまわりました! ※カタカナ表記はわたしが聞こえたまま勝手に書いたものです^^;

 

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7つ全部ではありませんが、水系!満喫です(笑)

そして最後にエスぺホ湖(Lago Espejo)。こちらのほとりに無料のキャンプ場があり、そこにステイすることにしました!久しぶりに火をおこしてキャンプです ♪

ちなみにこちら、キャンピングカーでのステイはNGとなっていました。こういう時にデリカ、しれっと普通の車の顔もできるので便利です!

が、この時は近くの小屋に管理スタッフがいたため、いちおう許可をとりました^^

大きなキャンピングカーで何日も滞在し、トイレの残骸など・・・を置いて行かれるのを防ぐためだそうで、デリカはOKしてもらえました!

 

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なかなか絵になる湖で、のんびりキャンプ。とてもいいところでした ♪ 

翌日は、”山系” のほうがテンションが上がる彼の希望で、ベルベデーレ山(Cerro belvedere) に登ります!!

 

(2017年12月) 

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アルゼンチンで本気のロデオを見る! ~ザパラでガウチョ~

いつの間にか会場内に小さなステージが設置され、威勢のいいアナウンスと共にいよいよ競技が始まりました!

 

はじめは、トーナメント戦になった2匹ずつの馬のレースです。

並べられたドラム缶の間をジグザグに走り、折り返して直線を走り、早かったほうが勝ちです。

日本で競馬は見に行ったことがありましたが、迫力に圧倒されました!目の前で砂埃を上げて走る馬たち。ジグザグが得意な馬、直線が得意な馬、最後の瞬間まで勝敗がわかりません。

 

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優勝したのは、かなりの存在感を放っていた一匹のかっこいい馬。私たちもダントツに切れのいい走りにすっかり魅了されていたので、気づくと車の中で大声で応援していました^^

 

そして、もう1つの競技はロデオ・・・というのでしょうか。訓練された馬ではなく、鞍を付けていない野生の馬に10秒間またがっていられるか、という競技です。

わたしにとって馬はあまり身近な存在ではなく、「乗馬」って当たり前のことだと思っていましたが、馬だって動物・・・よく考え てみれば、いきなり人間が背中に乗ってきたら暴れて振り落とそうとするなんて当たり前の行動だと思い知らされました^^;

普通の人には危険すぎて絶対に無理!と思うような競技ですが、挑戦者たちはかなり馬に慣れた方たちのようで、すごい体勢で振り落とされたときの、体をくるっと回転させる素早い避け方がプロフェッショナルでした!


必死で振り落とそうとする馬、必死にしがみつく人間・・・ 馬には少しかわいそうな気もしましたが、昔から伝わる文化の1つとして、その迫力を楽しませてもらいました!

 

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この日は基本車の中にいたため、他の来場者や出場者とコミュニケーションを取れる機会がなかったことが少し残念ですが、日本から遠く離れた名前も知らなかったこの小さな街で、彼らの文化の一部を体感できたことは、すごく貴重で大きな思い出となりました ^^

 

ちなみに、翌日この町を出発しましたが、大会は2日目。

念のため会場に立ち寄り、”アサド” が振舞われる予定がないことを確認しました(笑)

 

このあと更に南下し、湖巡りが始まります ♪

 

(2017年12月) 

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天井から吊るされた○○○!!~アルゼンチンのザパラでガウチョ~

ガウチョ大会当日、車が揺れるほどの強風で目が覚めた私たち。

外を見ると、砂埃と共にいろいろなものが宙に舞っています(笑)

 

前回記事で紹介した年に一度のガウチョの大会。この日の内容は、馬のレースと暴れ馬に乗る競技です。この強風の中、大会が開催されるのかどうか心配になりましたが、ひとまず会場に向かってみることにしました。


到着すると、会場内は一見昨日と変わった様子がありません・・・

人や車は集まっていたのでゲートのところで聞いてみると、本日の大会は予定通り開催とのこと・・・なるほど!準備はこれからのようです(笑)

 

この日は敷地内に車のまま入って行けるようになっていたので、競技を直接車の中から見ることができるように、馬たちが走る場所を囲った柵の近くに車を停めました。強風なうえに結構な冷たい風だったので、ひと安心でした^^;

 

はじめは殺風景な会場でしたが、少しすると大型のトラックが続々と到着し始めました。この日のために鍛えられた自慢の馬たちを連れた出場者たちです!

 

準備が整うまで時間がありそうだったので、敷地内に建っている小屋のほうを偵察に行ってみます。
・・・というのも実は、昨日大会のことをいろいろ教えてくれたダミアン君から「アサド」の話を聞いていたからなのです。

 

「アサド」とは・・・

私たちで言うバーベキュー!南米で昔からある食文化で、子牛や羊を豪快に丸焼きにするスタイルです。アルゼンチンでの楽しみのひとつが “お肉を堪能すること” だったので、このアサドも本格的なものに出会えるのを楽しみにしていました!
そしてこの、年に一回のガウチョの大会でアサドが振舞われる、と聞いた私たちは、頭の中、実はお肉のことでいっぱいでした!(笑)

 

小屋の中では、ガウチョたちが身につける本気の革製品や定番のエンパナーダなどが売られていました。(エンパナーダとは南米で定番の、パン生地に具を包んで揚げたお料理です。エンパナーダについて書いた過去の記事はこちら

この革製品のお店、ベルトやブーツ、ガウチョたちが皆かぶっているベレー帽も置いてあったのですが、わたしはこういう時、自分では実際着ないのに、お土産に何か欲しくなってしまいます・・・ すかさず彼から「いらないよね」の一言。

読まれています。

 

お腹がすいていたので、出来たてのエンパナーダをゲットし、お目当ての肉を探します・・・
中はとても薄暗いのですが、少しひらけた空間に樽がテーブルとしていくつか置いてある場所がありました。その時、部屋の隅の方の天井に何かが吊るされていることに気づきます。

 

ひぃぃぃぃぃぃぃぃ

ひつじ!!!

 

7、8体?の羊肉が吊るされていました T T(わたしは何の肉だか認識はできませんでした)
ショックと同時にアサドの気配・・・!

 

ですが、結論から言うと、今回この会場でアサドが振舞われることはなかったのです。。。結構期待してしまっていたので残念でした T T 紛らわしいところに羊、吊るさないで!(笑)

※この時の期待がずっと後をひき、のちにレストランでアサドをいただきます!別の記事にて紹介予定です^^

さて、そろそろ外が騒がしくなってきました!

毛並みの整った馬たちが続々登場し、気づくと昨日のダミアン君も!
昨日はジャージか何かを着ていたと思うのですが、今日は伝統的なベレー帽にポンチョを着て、自分の馬に乗っていました^^

 

か、かっこい~~!!

 

次回、いよいよ競技が始まります ♪

 

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(2017年12月) 

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